過ぎゆく紅葉 

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23日は京都花脊の美山荘へ。自宅から1時間ちょいあれば辿り着けるので、宿入りまでの時間調整で、紅葉が見頃な蓮華寺へ出かけました。今年は最初の立ち上がりが早かったせいで先日「少し早い」等と記しましたが、結局最後は例年通り。今年の京都の紅葉は例年より長く楽しめたというわけです。

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途中峠から京都大原を抜け市街地に入っていく道すがらの、花園橋の少し手前に蓮華寺はあります。お寺の入り口付近に観光タクシーがいつも駐車しているので以前から何があるんかなぁと思っていましたが、やっぱり穴場でした(ラッキー)。

入り口の門から入ると境内には色づいたイロハモミジやヤマモミジがいっぱい。またお寺広間からは湖面にせり出すような紅葉もなかなか素晴らしい。このままでも素敵ですが、ヤマモミジの方はまだ黄味が残っていたので完全に赤くなるのはもう少し先。そこまでイロハモミジの紅が持てばさらに圧巻でしょう。

最近はネット情報が豊富なのでこの寺を訪れる人もたくさん。それでも歩けないほどではないし、少し順番を待てば縁側に座って眼前の紅葉を楽しめます。ちょうど訪れていた紅葉柄の和服を着ていたお嬢さん曰く、この時期しか着れないからとのことでしたが、そんな訪問客も紅葉に花を添えていました。

このお寺はこじんまりで落ち着いた雰囲気が格別。色づいた紅葉や新緑の青葉を楽しむにはなかなかの場所ともいえましょう。約40年京都でブラブラしていても知らないこと多かりし(笑)。

蛇足ながら、この蓮華寺経由で美山荘に行くことにしたので経路は岩倉鞍馬経由。道中には所々車1台分しか通れないような箇所がいくつかあり、運転していた連れ合いは難儀の連続。1日に3本しかないバスや観光バスに遭遇すると坂道をバックなんて羽目になって大変(苦笑)。

蛇足ながら、もし蓮華寺に行かなければどうなったか。グーグル君は滋賀経由の道として大原の百井を抜けて花脊峠に入る477号線を指定していました。後で宿で聞くと、その道は鞍馬経由よりもさらに狭く、地元の人でも通りたくないとのこと。後日ネットで調べると酷道477号!。私たち夫婦が安全な鞍馬経由を選ぶことができたのは蓮華寺に行ったおかげ。蓮華寺のお釈迦さんのお導きだったかもしれません(合掌)。