湖西線復活その2

.お知らせ

先日の台風でびわ湖西岸を走るJR湖西線の鉄塔が倒壊したこと、それがたった2日で復旧復活できたことをお伝えしました。その落ち穂拾い。

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ネットを漁っているとあの当日、10月22日(日曜日)に最寄りの比良駅に特急サンダーバード号が停車していたことを知りました。

くだんの列車は大阪13時42分発金沢行きのサンダーバード25号。台風接近とのことで列車の指定席は売り切れ、満員状態で北上・・・するはずでした。ところが風が強くなり、14時過ぎに湖西線比良駅に停車を余儀なくされます。その後停電となり全く動けなくなってしまい、照明や車内放送、そしてトイレまで使えなくなってしまったとのこと。(出典は閉鎖空間への特急(コリン君の日記) )

結局翌日になって京都駅へ戻されたらしいのですが、約1日近く比良駅に留め置かれたわけで乗客の皆さんの辛苦は大変なものだったことでしょう。

閉鎖空間への特急(コリン君の日記)より

じゃ、皆さん列車に残っていたのでしょうか。先週末に飲み屋帰りで地元のタクシーに乗った時、運転手さんから当日22日の話を聞きました。比良駅に急遽呼びつけられ金沢まで行ったタクシーもあったとのこと。その運転手さん自身は一泊の宿を求める客の要請で京都まで送ったとのこと。

でも地元タクシーのキャパはきわめて小さく、ごく少人数しか捌けません。そんなこんなでほとんどの乗客は先の「コリン君」と同じく列車内で不安な一晩を過ごさざるを得ませんでした。

25号以降のサンダーバード号はびわ湖の東側に経路変更したとのこと。でも、どの列車が暴風雨でアウトになるのか前もってわかるはずもなし。運の良し悪しはこんなところにも顔を出す。当日の乗客の皆さんに深く同情する次第です。でも、ものは考え方。もし、電柱が倒壊した直後に列車が通りかかったら、高架から列車が転落して大惨事になっていたかもです。強風のために事前に比良駅に停車していて良かった、という見方もできます。

(おまけ)湖西線復旧後2日目の26日朝京都へ行こうとしたら、車両故障とかで16分の遅れ。おかげで通勤時間帯二台分の乗客で満員すし詰めギュウギュウ。風以外にも危険ファクターあり(苦笑)。