勘違い

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先週JRで奇妙な広告を発見。「桜散る」というタイトルのビール飲料の宣伝広告なんですが、離れた場所から見たせいか、サブタイトルを「俺の企業がネ」と読んでしまいました。倒産やリストラを連想させるようなコマーシャルなんて、なんてまぁ凄い内容やなぁと夫婦で話していましたが、写真に撮っておこうと近づくと・・・

・・・

よくよく見ると、「・・・俺の企画がネ」。企業じゃありませんでした(苦笑)。

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私にとって桜散るというイメージは大学入試の不合格の思い出です。ちょうど42年前の3月、突然かかってきた電話の向こうから「京都に桜散る」というメッセージ。

桜なんかまだ咲いてないやんか、変なこと云うなぁと訝しがると、あぁそうだった、大学入試の合否についての電話連絡を頼んでいたことを思い出しました。そうです、散ったのは桜ではなく、私の合格だったわけ(哀)。

翌年は「京都に桜咲く」という電話だったので合否を伝えるのに桜を使っているというわけなのですが、それまで「桜散る」というメッセージが不合格を指すのだというのを知らなかったせいで訝しがったのでした。

そういうこともあり、先のJR広告にぎょっとしてしまったのですが、「企業」と「企画」では話は全く違います。全くの思い違い勘違いでした。

それにしても、「散る」というイメージは「終わり」や「失敗」をイメージさせるため、いくら「ドンマイだ」と後付したところで、春の広告としてはマイナスなんじゃないでしょうか。該当商品の売れ行きにはマイナスになりそうな気が・・・。

ということで、今年もまた桜の季節が巡ってきます。皆様にとっても、良き春でありますように。


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