危うし? アパレル業界

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近くのライトオンが突然閉鎖。表には閉店挨拶の張り紙もなしで、まるで夜逃げ状態です。流行っているようには見えなかったので経営不振による閉鎖なのでしょうか。ユニクロの売上も落ちてきているようだし、デパートに入っているアパレルブランドもかなり厳しいらしい。アパレル受難の時代です。

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RightOff16

アパレル業界の凋落が著しい。聞くところによれば、シャネルなどの超高級ブランドとユニクロ、しまむらなどの低価格帯ブランドの2極化が進み、中間価格帯ブランドの客離れが進んでいるらしい(出典は週刊ダイヤモンド2016年 2/20号)。

先月だったか、経営不振で老舗イトキンがファンドに身売り。ワールドもブランド処分に奔走しています。また、東京スタイルはサンエーといっしょになり、三陽商会はバーバリーが離れてしまって今後が不透明という有様。どれも売れ行き不振というのが底流にあるのでしょう。

一人勝ちみたいだったユニクロも何か雲行きが変。ユニクロは安いというイメージがありますが、最近の商品は品質は昔のままで値段だけ高くなってきたようです。ユニクロの売上がかなり減ってきているのは消費者が値段に敏感だからでしょう。

(図は週刊ダイヤモンド2016 2/20号から)

(図は週刊ダイヤモンド2016 2/20号から)

聞くところによると、婦人服が売れるキッカケは3つ。入学式や卒業式などのお祝いイベント、それに同窓会、3つ目が旅行とか。ホンマかどうかは別として何か世の女性心理にヒットしているようで意味深です。

一方、男性モノといえば、馴染みのアパレル店によると5月の連休前が一番の売れ時だったのに最近はさっぱり。今の人は旅行に行かないのでしょうかねぇとのこと。女性にしても男性にしても、何処かに出かけるイベント前に服を新調する、これが昔の通例だったのに現在はそうではなくなったということでしょうか。

また、アパレル業界にとっては外国人の爆買いはあまり関係ないらしい。超高級ブランドならいざ知らず、サイズ直しが絡む衣服については言葉の問題もあるのか、それとも値段がもう1つなのか、中間価格帯のアパレルは苦戦を強いられているみたい。

ところで、先に挙げた閉鎖したライトオンの向かい側にはしまむらがあります。そちらはまだ客入りがありますが、流行っているとは思えません。衣服を買う人が減ってきたのは買うものがないのではなく、家計が苦しい・芳しくないということではないのか。だって、非正規労働者が増えていくと可処分所得も減っていくのは当然の帰結ですから。来年の消費税アップでアパレル業界はなお一層の苦境に入ることでしょう。それでも消費税アップするのかしらん。