泡盛!

一泉庵

沖縄紀行その4、泡盛の巻。

今回の旅行での銘柄は、うりずんブレンド8年、12年、20年(18日)、ザンシロ、咲元8年(19日)、久米仙古酒(20日)と意外と質素な飲み方でしたが、改めて泡盛の良さに感激。
そして自宅用に数本買い込みました。これがまたまた感激のお酒でありました。…

うりずんは流石に有名店で、予約しないと入れないくらい毎晩いっぱい。前回14年前にも無理を言ってカウンター席に座りましたが、今回は前もって電話予約しておきました。驚いたのはメニューがカラー写真入りのリーフレットになっていて、沖縄料理を知らない本土人にもわかりやすくなっています。観光客が多くて説明が面倒だからということもあるのでしょうが、これはわかりやすい。それも持ち帰りできるようなものなので記念になります(私は酔ってしまい持ち帰れず)。

泡盛銘柄は何でも揃っているという、そのうりずんですが、うりずんブレンドを注文。前回同様、これはハズレがなく美味しい。瑞泉や咲元など首里付近の泡盛を合わせているような気がしますが、配合はわかりません。とくに20年モノは圧巻。特製のカラカラに入れられ、杯も特製の小さなもので出てきます(このカラカラどこで売っているんでしょうか、欲しい)。これが、マイルドで染み渡るように旨いんですな。感動の泡盛でした。

翌日の晩、残波のシロを飲んだのは「りょう次」というお店。前の晩に「うりずん」でこれを注文するお客がなぜかしら多かったので興味津々だったんのですが、飲んでみると、まるで水のような軽さで飲みやすく、食中酒として使い易いもの。「上善水の如し」の泡盛版といったら怒られるかな。泡盛らしさがもうひとつということで、生粋の泡盛フリークからは軽視されているようですが、飲んでナンボです。こういったお酒が入門酒になって本格的な泡盛ファンが増えていくのではないでしょうか。

さて自宅用として、古酒屋10年(久米仙)、赤龍泉5年、千代泉1999年、玉友甕仕込み5年の4本を購入。既に古酒屋10年は近所の友人といっしょに飲んでしまいました。

赤龍泉は古酒屋本店の店長さんのお薦めでしたが、非常に気に入ってしまい、あと2,3cmしか瓶に残っておりません。追加で注文しようかと思っていますが、なにせ出荷本数が限られているらしく入手が難しそうです。赤龍泉の瓶のラベルには800本中の704番目というシリアルナンバーまで手書きで加えられています。千代泉にも1200本中の81番というシリアルがあり、最近こういうのが泡盛で流行りなのでしょうかね。いずれ泡盛ブームが来たら値段が心配です。

とにもかくにも泡盛に感動の、今回の沖縄旅行でした。