NHKには本当に呆れます。6月14日（日曜日）東京で戦争法案（安全保障法制）に反対する大規模なデモが行われました。国会周辺では2万五千人、渋谷では3000人の若者たちが繁華街で反対の声を揚げ、名古屋でも4000人のデモが行われました。にもかかわらず、NHKは夕方7時のニュースでは全く触れなかったようです。（上の写真は朝日新聞WEB版より）

その代わりかどうか知りませんが、香港の選挙制度改悪デモを報じていたそうな。その後、苦情が殺到したのかアリバイなのか知りませんが、8:50からの首都圏ニュースでは触れていたようです。NHKからすると香港の話の方が報道価値があるのでしょうか。少なくとも国会で論議中の戦争法案に対する大きな反対の声を視聴者から隠そうとしたことは間違いありません。つまり、NHKは戦争法案擁護で、政権与党に加担したということ。

当日デモに参加した人からすれば、なぜ無視するの？というところでしょうし、改めてこの事実を知って憤懣を感じる人も多いことでしょう。でも、これがNHKの正体。そのことをキモに命じておくべきです。

3.11を思い出しましょう。原発がメルトダウンし、運が悪ければ福島や首都圏が一巻の終わりだったあの時に、あの大事故・大事件を事象と称し、無傷な原発を撮した資料映像を流すだけで真相を国民から隠し、一方で東大の御用学者にメルトダウンしていない、心配する必要はなしと説明させていたではないですか！

そんなNHKをいまでも信じる者は（私からすれば）愚かものです。今回の件は民放系はきちんと報道していたみたいなのでまだまし。それでも私はテレビや新聞で流される話は疑ってかかれと云いたいところです。