意外に無関心なプール事故 

プール事故

 本書を書いて少しなかり拍子抜けだったのは、プール事故に関心を持つ人の少なさです。やはり、周囲の者が被害にあわないと実感できないのでしょうか。

   飛び込み事故や排水口事故の方が水質問題よりもよほど危険性が大きいと思うのですが、プール水質や塩素消毒には比較的関心があった方達ももうひとつです。

プールの危険性を学校に訴えると子どもがいじめられるかもしれない、ある読者が筆者にこう言いました。
排水口や飛び込みの問題は体育教師などが握っているので難しい、これはある教師の言い分。
親たちに本書を読んでほしくない、という教師の言い分もありました。これらを聞いて、私はすこし落胆しました。だからこそ、学校プール問題が解決しないんですよ〜。