新聞テレビにご用心(都知事選) 追加その2

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L1000124やっとNHKが今朝のニュースで都知事選を取り上げました。あまりのシカトぶりに国民の不信が高まるのを怖れたのでしょうか。それにしても遅すぎます。1週間のダンマリはいったい何だったのでしょう。

一方、新聞もなかなかエゲツない。たとえば自公が推す舛添候補が予想ではトップだと喧伝するのにやっきな新聞が多いようですが、彼の街頭演説に人が集まっていないことは伏せたまま。何が何でも脱原発候補の当選を食い止めたいようです。やっぱりほとんどの新聞テレビは支配層の思惑に国民を誘導したいみたいですね~。

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NHKの体たらくは論外。わざわざ語るまでもないのですが、今朝の7時台のニュースの後ろの方でやっと都知事選のことに触れていました。それも候補者をズラ〜〜〜ッと紹介するのが中心で、何が焦点になっているのか、そのことの是非をどう考えたらいいのか一番肝心なことをスルー。これがNHKですね。

新聞もひどい。東京新聞とか毎日新聞などの例外を除けば、数日前から舛添候補優勢というニュースをたれ流しながら、脱原発が選挙の焦点ではない等という話を喧伝しています。

L1000104ホンマに舛添さんは優勢なのでしょうか。街頭演説を取材している田中龍作さんによると、自公の地元銀や取り巻きの動員だけで実に寂しいものであるとこと。証拠写真も出ているのでウソではなさそうです。一方、細川候補や宇都宮候補には大勢の市民が集まって熱心に話を聞いているとのことですから、人気の差は歴然です(田中龍作ジャーナル参照)。

何をするにしても命あっての話。そう訴え、脱原発候補を応援する桜井勝延・南相馬市長の言い分をどれほどの人が我が身の問題として受け取ることができるのか。そここそが勝負の分かれ目ではないでしょうか。それがわからない東京都民なら、次の被災の時は他所の支援や応援なんか期待しないで欲しいものだと思ったりもします。

さて、脱原発候補が都知事に就任するためには候補者の一本化は必要条件。面子やプライドはとりあえず横に置いて、脱原発という大きな目的のために一本化するという道は開けないのでしょうか。2人を足すと舛添候補の票数より大きいが、選挙では原発推進候補に負けてしまったという悪夢にならないよう強く願う次第です。

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