復帰

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残暑はまだしつこくても、秋の訪れは確実になってきた毎日です。お変わりございませんか。

こちら、泌尿器系の厄介な病気で先週月曜日体にメスを入れ、異物を切開摘出しました。手術当日は寝たままでしたが、その2日後に退院。その後、痛みは継続中&お酒もダメという有様でしたが、その痛みも和らぎ、やっとまともに歩けるようにまで回復。

私自身を省みれば、日々病気で困っている人の気持ちをついつい軽視しがちですが、自分が病気になることでその奢りが打ち砕かれ、シンドイ思いをしている人の気持ちに寄り添うことができそうな感じになるのは大切なことだと改めて感じる次第。


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この間にもいろいろなことがでてきました。

まず、今年の夏の電力需要は原発の再稼働がなくても乗り切れたみたい。詳しくは後日触れたいと思っていますが、みなさんの節電への取り組みが効を奏し、一昨年ベースより10%以上の需要減となったのは素晴らしい。そのことを大々的に云わないメディアはやはり御用機関ですね。

次に、2030年度までに原発ゼロという国民が(政権の予想を反して)7割以上だったため、国の方でも調査機関を通してチェックしたところ、その発表は「過半数」の国民が・・・ということになりました。7割がいつのまにか5割に値引きされたところが醜悪な国のやり口ですが、委託先が三菱総研という原発マフィアの一部だったことは大メディアでは伝えられません。

そのマヤカシに突っ込んだのは、いつもながら田中龍作さん。「政府 パブコメ分析を三菱総研に丸投げ、「原発ゼロ」を過小評価」 は是非ご一読下さい。

驚いたのがシャープの没落。液晶テレビの国産化はいずれズっこけるだろうと思っていましたが、ソーラーパネル事業も大赤字状態。それもここ最近で急に、です。3.11がもたらしたのは安価な(そして品質に?な)パネルの勃興だったのでしょうか。これもまた少し分析してから、いずれ本サイトでも紹介してみましょう。

そして相変わらずワカランちんの日本の経済界。一方、ドイツのジーメンスは一切の原発事業から手を引きました。つまり原発抜きの将来ビジョンを構築しています。

ジーメンス(シーメンスは英語読み)は日本でいえば三菱重工と東芝と日立を足したような会社ですが、ドイツの脱原発に歩調を合わせるというだけでなく、グローバルに脱原発を目指すというところが素敵で素晴らしい!。さすがドイツの企業というか、目端が効くというか、日本の企業とは大違い。この違いが10年先20年先に繋がることをなぜ日本企業は気づかないのでしょうか。

日本企業の没落というのは円高とかそんな現象面だけでなく、そもそも将来ビジョンの誤りにあると私は考えていますが、これもまたいずれ紹介しましょう。

ということで、またよろしくご愛読下さいませ。