TVにご注意
2011/03/21
TVに出てくる「専門家」連中は口を揃えて、検出された放射線量が「直ちに危険ではない」とか「直ちに人体に影響を与える量ではない」と繰り返しています。これは彼らの業界用語なのでしょうか。おそらく、急性障害の目安である250ミリシーベルト(25万マイクロシーベルト)よりも小さいと云っているだけでしょう。こういう人たちは1時間当たりの測定値だけ取り上げ、年間被曝量を無視するのが特長的です。ご注意下さい。キャスターやコメンテータに知識がないのでやられ放題みたいですが、対抗する専門家を用意しないTV局に大きな責任ありと私は考えます。これもまた大本営発表の一種。
前にも示しましたが、250以下でも問題が多いことをまずご理解下さい。また、急性ではなく晩発性の被曝影響はずっと低い被曝量でも現れますし、影響度のより大きい妊産婦、幼児などへの深刻な影響も忘れてはなりません。