TGVの予約

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今秋の旅行のため、フランスTGVの座席をおさえました。10数年前はトーマスクックの時刻表をまず手に入れて目的の列車を確認し、代理店を通じて購入するしか方法がなかったことを考えると、インターネットから予約できるようになったのは隔世の感ありですが、日本からネット経由で買える選択肢はまだまだ限られています。

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2006年時点でイタリアの鉄道は既に電子チケット化されていて簡単に予約できるようになっていました。じゃSNCF(フランス鉄道)はどうかというと、イタリアとは事情が違うようです。

出発地目的地そして期日時間、人数、客車等級などを入れて予約確認すると、もろもろの候補が表示されます。フランスのTGV(日本の新幹線みたいなもの)の料金で面白いのは正規料金の他に、変更も払い戻しもできないプレムスチケットをはじめ、値段が数段階あるんですね。その差、3倍以上あるのもありました。飛行機なら日本でも早割はありますが、JRではないはず。これはラッキーと確認作業に入ると……、あれれ、うまく予約できません。

あれこれサイトを調べてみると、売り切りチケット以外は指定期間内に然るべきフランスの駅で受け取るか、あるいはフランス国内の住所に郵送させて入手するしか方法がありません。駅で受け取るにしても日本製のクレジットカードでは使えないものがありそうだとのネット情報もありました(磁気面の違い)。これでは買えません。つまり、日本からではすべての列車が予約できるわけじゃなかったわけ。残念だなぁ。(注)

考えてみるとSNCFのやり方は実に合理的。売り切り、つまりチケットの変更や取り消しをしないなら、後の処理は全くいりません。SNCFとしては値段を安くしても十分モトが取れる。だったらオッケイというわけでしょうか。人件費を極力削ろうという方向が見えてきます。日本もこんなのがいずれ出てくるのかなぁ。

ということで、最安値の売り切りチケットをゲットして一段落。フランス語サイトしかないので、仏語チンプンカンプンの身には辛いものがありますが、そこはそこ。参考サイトがありまして、それは、こちら。その作者の方へ感謝。

もうひとつ。SNCFで面白いのは、iPhone専用で列車の運行状況がオンラインで見られること。これにはちょっとびっくり。今どの列車が走行中で、どれくらいの遅れが出ているとか、そんなことまで全部出てくるんですわ。iPhone/iPod/iPadなら即刻了解ってわけ。なかなか!

私が最初にフランスでミニテルを見たのは1988年。場所はCGE(現在はヴォエリア)の幹部階執務室。それを使って電子メールが当たり前のように交換されていました。聞けば下水管の中に光ファイバーを着々敷設中とか。つまり、日本よりも20年近く先を走っていたということ。いやぁ~、さすがフランスというか、何というか……。

(注)最近はSNCF日本語サイトもあり、日本から予約できるようになっています。フランス語サイトでの予約作業が面倒というのなら、こちらを選ぶのも方法でしょうが、私からするとかなり高い手数料だと思ったので使いませんでした。おそらくSNCFが日本語で運営しているのではなく、旅行会社か何かが手数料商売をしているのでしょう。