2008年の美味

.Travel & Taste

今年もたくさん美味しいものをいただきました。元旦は京都「佐近」のお節で幕開け、祇園八坂通りの「イル・ギオットーネ」に、河原町二条の「ル・コント」 は何度訪れても幸せな気持ち。自宅近所のお魚屋さんの「遊山」にも大満足。さて、写真は今年食べたモノの中で印象に残ったものですが、いったい何だかわか りますでしょうか?

多分お肉だと思われた方がほとんどでしょう。正解は「シログジ」。高松市郊外にある「CHEZ露堂」で出てきた魚料理です。

この店が美味しいらしいとのウワサで出かけた時、マダムが「コースには入っていませんが、7年振りに手に入った食材でイイのがあるんですが、どうでしょうか?」とのこと。こちらの食い意地を的確に見透かしたオッファーに即注文。出てきたのがこれ。見た目は赤身のお肉ですが、シログジを漬け込んだもので最高級の美味。忘れられないものとなりました。

思えば今年は地元以外でも美味しいものをいただきました。春先には信州の須坂の料亭「能登忠」、夏には和歌山の「アイーダ」、秋には高松の「CHEZ露堂」、そして恒例となりつつある金沢の「乙女寿司」・・・。どれも本当に美味しく、大満足です。

上は、須坂の「能登忠」で出てきたものの1つ。友人夫妻とごいっしょさせていただいたお店。須坂というのは立派な倉が今でも残る昔のお金持ちの町。能登の高価な漆器で取引があったせいなのかどうか、料亭の名前に何かそんなことを感じさせます。

そして和歌山の「アイーダ」。ふと何かの本で知ったイタリアン。イタリアの「ドン・アルフォンソ」や「ラ・テンダ・ロッサ」等という名店で修行したとの話だけで涎が出そうですが、間違いありません。フィレンツェ郊外の「ラ・テンダ・ロッサ」には私たち夫妻も行ったことがあり、親近感もありましたが、この「アイーダ」も新鮮な野菜をふんだんに使い、とっても美味。交通の便がもう1つで予約がとりにくいというのが何ですが、世界基準でみても満足できるお店です。

さてさて来年はどんな美味しいものを食することができるのか。美味しいものを食べ、幸せな気分に浸り、生きていることの愉しさを実感する、来年もそんな一年でありますように。