トイレ水、逆噴流!!!    

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またまた話ネタになる事件が発生。
   朝、2Fの掃除をしているとボコボコという音がしました。なんやろと探ると、トイレの便器が音源。蓋を閉めた便座からボコボコいいながら水が溢れているではありませんか。あちゃ〜〜〜、なんやねんこれは、と蓋を開けると、今度は噴水状に水がブシュ〜〜〜と噴き出してくる。あわてて蓋を閉めようとしましたが、あっという間にトイレの床は水浸し!!!。


1Fのトイレはどないなっての?と階段を駆け下り、ドアを開けると、こちらもやはり水が噴き出していました。ただ、ちょっと少な目で水浸しにはなっていないのが幸いです。

水浸しになった2Fトイレ

ただし、防水塗装のおかげで水滴状になっているのが不幸中の幸い


便器から吹き出した証拠です

壁にも噴水の名残がたっぷり

しかし、なんでやの?

そういえば、道路では下水管の止水工事とかで作業をやっていたな。表に出て、現場施工業者らしき人を捕まえ、いったい何やってんの?と質問。答は、管の止水のためにシーリングをやっており、その前に高圧空気の洗浄水で洗っているとのこと。こっちのトイレに水が逆流してんのよとクレームし、うちの1Fトイレを見せました。でも、近所では拙宅のような「被害」が出ている気配もありません。原因もはっきりしません。
水浸しになったのはまさしく事実なので、志賀町の下水道課へ電話を入れ、この「被害」を伝えるとともに、拙宅の水道工事を担当したパイオニア設備工業へも電話。
それから、えっちらおっちら掃除を開始。拙宅は基本的に塗装をしない仕様でしたが、トイレなど水回りだけは別扱いでしっかり防水塗装をかけていたため(でも自然塗料です)、少々の水浸しくらいでは問題なし。さっさと拭き掃除を済ませ、念のために換気扇を回し乾燥を早めるようにしました。
その間、よくよく観察してみると、吹き出したのは便器に溜まった水密の水のようです。つまり、配管から下水が逆流してきたのではなく、水密水が管路洗浄の高圧空気で押されて噴水状に吹き出したみたい。大の最中だったら、糞まみれになるところでした。
あぶない、あぶない(苦笑)。

ではなぜ、近所宅で起こらない逆噴流が拙宅だけで起きたのか。問題はここです。
掃除途中で志賀町の下水道課のIさんが早々とお詫びに来られました。その時の説明では、新築で汚水管路の蓋をきっちり閉めたせいもあり、空気の逃げ場がなくなりトイレまで行ってしまったのではないかとの説明。そうか、それなら筋が通ります。近所で逆噴しなかったのは、途中に水密・気密がとれていない、あるいは当初はそうだったけど、現在はそうなっていないというだけなんでしょうね、きっと。(汚水管とは違うけど、住宅の気密も同じで、最初だけの性能だもんね)
パイオニア設備の福岡さんもすぐに到着。いろいろと相談した結果、今回のような逆流空気の逃げ場を作ろうとすると、どこかで水密をはずすことになり、ニオイ等の問題が発生することになる。したがって、下水本管をいじるような時には、入口付近のマスをわざと開けて対処すれば良いという結論に達しました。
でも、不在の時はどうなるんでしょう? 町の下水道課のIさんは、高圧洗浄の際には他のマンホールも開けて本管側で空気の逃げ場を作りますとのことでしたが、次どうなるかがちょっと気になります。

しかし、今日はこういった「事件」を楽しめる余裕があって良かった。昨日一昨日だったら、雑誌原稿の校正戻しとか締め切りアップの原稿とかでアタフタしていたので、こうはいかなかったかもしれません。お〜神よ仏よ、また我に試練を与えたもうたな(爆)で済みます。濡れた床の掃除に便座カバーの洗濯など、後始末もいろいろでしたが、やっぱり余裕が大切ですね。