十字路にて

music

クロスロードと聞いて、どんな曲が頭に浮かぶでしょうか。若い人ならミスチルの「cross road」かもしれません。でも、私はクラプトンのCROSSROADS。レコードを買うのに苦労していた高校生の頃、やっとのことでアルバムを手に入れてよく聴いていました。

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昨日だったかラジオでミスチルの「cross road」が流れていました。今の人ならクロスロードといえば、このミスチルの曲なのでしょう。

でもクロスロードと云えば私は、クリームのあの名曲だ!! と云いたくなります。1960年代から70代のロックを聴いていた者にとって、そして私にとっても思い出深い名曲だから。

改めて調べてみると、クリームのCROSSROADSは1968年。私が聴いたのは中学生か高校生の頃で、雑誌のGUTSか何かに載っていた写真に、ロンドンのどこかの広場での演奏時、コートに手を突っ込んでいるジャック・ブルース(ベース)の姿がいかにも寒そうな感じだったのをよく覚えています。

Youtubeを覗くと、流石に60年代の演奏はありませんが、最近でもよく演奏会で演っているらしく、たくさん出てきました。その中で当時の演奏に近いものが下の通り。



映像は2005年ロイヤル・アルバートホールでの演奏。演奏者は、クリーム(グループ名です、念のため)のオリジナルメンバーの三人。クラプトンのギターフレーズは昔のと少し違って、アタックに攻撃的な感じが薄れていますが、その分円熟味が出ていて、ホンマいいですね〜。

ベースのブルースさんは相変わらず素晴らしい。クリームといえば、ほとんどの人はクラプトンのギターに注目しますけど、ベースがまたいいんです(きっぱり)。そういえば、どっかの雑誌に載っていたブルースさんのインタビューで、自分は「バッハの左手」を心がけている(概意)みたいなことを読んだ記憶があります。そのブルースさん、残念ながら数年前にあの世へ旅立ってしまいました。

ところで、クラプトンのギターフレーズはとっても好きでしたが、この歌詞はもう1つ意味不明。へたりこんだり、祈ったりするだけでは現状は超えられない・・・、そんなことを考えたことを思い出したところです。