糖質制限6年目へ

.Lowcarboあるいは糖質制限 FreeStyleリブレ

糖質制限を始めて既に5年間。この11月から6年目へ入りました。私が始めた当時は異端の所作?!みたいな受け止め方がされていましたが、科学的根拠が明快なこともあり、今ではメディアやネットでも話題になることが多く、実践者も増加し飲食産業の製品対応もだんだん進んできました。過去の既得権益を守るのにやっきな糖尿病専門医や栄養士さんはガラパゴス化が際立ってきたといえましょう。

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糖尿病になると合併症が気になりますが、私の場合11年前の2006年に心臓が詰まりかけたので(狭心症)、合併症の方が先にやってきたという云い方ができます。大血管系の心筋梗塞・狭心症や脳梗塞は微細血管系の三大合併症(透析、失明、壊疽)よりもあまり話題になりませんが、一気に大事に至ると言う点ではもっと注意を払うべきではないでしょうか(ホンマ)。

こちら、2006年11月に心臓冠動脈の詰まり箇所へステント留置。その後バランスの良い食事と適度な運動に努めましたが、食後血糖値の大幅アップに気づいて2012年に糖質制限に踏み切りました。さらに今年春のCTで詰まりかけている箇所をまた発見したので7月に二度目のステント留置。糖質制限をしているから大丈夫ということではありませんでした(既に触れた通り)。過去の暴飲暴食からはなかなか逃れないというべきところです。

ただ糖質制限のおかげで、HbA1c(NGSP)の悪化傾向は改善。当初の糖質制限が厳格だったことでHbA1cも低めになりましたが、どのくらいまで糖質を摂ってもオッケイかと実験を開始した三年目くらいから少しアップ。こりゃアカンと最近は気を引き締め、現在は6.0前後をキープしています。

脂質プロフィールも幾分改善してきました。こちらは日々の変動が大きいので何ですが、中性脂肪はだんだん低下、HDLも少しずつ良好に推移しています(LDLは未だ高い)。

また、今年3月から使い始めたFreeStyleリブレのおかげで血糖値の日変動が明快になったので、たとえば早朝血糖値と昼間との差に拘泥する必要がなくなりました。また、行きつけの料理屋やレストランなどでの血糖値変動をチェックでき、何をどんな風に食べたらいいのかもだいたい把握できるようになりました。これも指摘したように、問題になるのは糖質の絶対値だけでなく、時間効果やアルコール効果も重要な因子になるというSMBGでの経験を再確認できました。

この5年間糖質制限を行ってきて改めて思うには、

これに尽きます。「摂ってしまえば」アウトという事実が「摂らねば」の裏側に控えているのがミソ。調子がいいなぁと思ってご飯など糖質の多いモノを食すると今でも食後血糖値は200超え。人にもよるのでしょうが、私の糖質制限ではヘタった膵臓機能を回復させることは無理のようです(残念)。

ところで私のFreeStyleリブレ、現在9つ目を使用中。ただし、実質的な使用数は7つ目。不具合な3つ目を交換したのはお伝えしましたが、8つ目もトラブルが出たため返却交換の憂き目にあいました(注1)。

面白いことに現在使用中のモノで新しい発見。これは間質液で測定するFreeStyleリブレの欠点とも思えるもの。まだまだFreeStyleリブレにはヒミツがありそう(苦笑)。詳しくは後日。

(注1)発生したトラブルは、「測定できません。10分後にもう一度スキャンして下さい」というセンサーエラー。単発なら過去にも経験がありましたが、今回のエラーは繰り返し頻発。データにも欠損が出始め、解消されなくなったのでカスタマーサポートへ連絡したところ、返却交換となりました。