3つ目のFSリブレはアカンタレ

.Lowcarboあるいは糖質制限 FreeStyleリブレ SMBG

先週3つ目のFreeStylleリブレのアプリケータを装着。でも、出てくる血糖値データがなんか変。あまりの相違に驚き、何点か採血データと比べてみると三割以上も高くなっていました。困り果てアボットのサポートに電話したら交換することに・・・。FreeStylleリブレにはいろいろ厄介な問題が潜んでいるようです。

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まず今回の経過について。6月7日晩に左手上腕に3つ目のアプリケータを装着。先日書いたように測定の安定に1日2日かかるようなので今回の起動は翌日6月8日晩に持ち越しました。以前出ていた初日夜間の意味不明な低血糖もなく大丈夫かなと思いきや、食後の血糖値上昇が変。異様に騰がります。

またまた初日の撹乱かと思っていると翌日も変。私の場合、糖質量の3倍弱騰がるのがリブレでは5倍位アップしてしまいます。これじゃまるで一型糖尿病です(まさか!)。体の調子がおかしくなったのかと心配になりましたが体調は問題なし。その後さらに2日経っても異様に高い。150、60でピークを打つはずなのに210超えというのはびっくりで、やるせなし。

SMBG(自己血糖測定)で血液を調べてみると、明らかにリブレのデータは上記のように高すぎです。15%前後の違いの時もありますが、食事を摂ったら確実に3割前後も高くなりました。糖質量が多いなら納得もできますが、そうではないのですから信用できません。

何かこちらの取り扱いに問題があったのかと訝しがり、6月13日になってアボットの電話サポートへ連絡して状況説明。すると、不具合が発生していると説明され、あっさり交換の段取りとあいなりました。

ここで興味深かったのが2点。まず、FreeStylleリブレは1,2日はデータが不安定とのこと。そりゃこちらが云っている話。ネットで検索すると私のサイト等が言及している問題じゃないですか(苦笑)。アボットの公式説明にはそんなのありませんし、ホンマにそうだとしたらインスリンや薬剤使用でコントロールしている者にとっては危険な製品だというようなもの。アボット自身がそのことを認識しているなら、マニュアルに明記するなりカスタマーにきちんと伝えるべきでしょう。

もう1つは不良品は病院を通して送り返して下さいと云われたこと。私は個人での購入と答えたら、病院や医者経由でないと原則的に交換サポートしていないとのこと。一般に薬局経由で購入している人はたくさんいるはずだ、それはおかしいと粘った結果、何とか交換できることになりました。医療知識のない者の言い分では判断できないというのでしょうが、世間にはやたら詳しい者がいるという可能性を排除してはいけません。それはさておき、

FreeStylleリブレのデータがおかしい理由は何でしょうか。アボットのサポートでは私の経験以上のものは出てこなかったので改めて考えてみました。

まずリブレは血糖値を直接測っているわけではありません。細胞間の間質液の何らかの変化を血糖値に換算しているのですが、そのプロセスは企業秘密らしく外部の者にはわかりません。

初日や2日目のデータの信頼性が怪しいのは間質液と計器の馴染みに時間がかかるせいではないか、当初そう考えたのですが、今回の件で新たな仮説を考える必要性がでてきました。それは起動時の状況が大きく関係するということ。というのも、今回は起動中に入浴。この時、温めると危ないかもしれないと考え上腕を湯に浸けないようにしましたが、起動時の温熱環境が換算プログラムに悪さをしてしまったのかも。でも、同じように起動した連れ合いのは2日目から安定して動作しているので謎です。

イワナとニジマス、名付けて 山のお造り(白山ふらり 2017/6/10)。

いずれにしても、今までの私の経験からわかったのは以下の通り。

FreeStylleリブレのデータは初日どころか1,2日以経ってもおかしいことがある。理由は不明ですが、私のは3日以降もおかしいので交換対象になりました。

アプリケータの異常や不具合を知るには、私が行ったように実際の採血データと比較して確認することが肝心。5〜10%以内で収まっていないなら何らかのトラブルあり。その場合、マニュアルに載っているサポートに相談して交換品を入手しましょう。こちら、届いた交換品で昨日装着替えしたところ。諦めずにトライしてみて下さい。

また、今回の経験から起動時の状況に注意すべき点ありと考え、起動は食事の影響がない時間帯を選び、入浴等影響を与えるようなイベントがない状態で行うことにしました。FreeStylleリブレにはいろいろヒミツがありそうです(苦笑)。技術情報の開示を強く望むところです。

いつもの穴子。蒸して炙って食感フワフワ。FreeStyleリブレの不調で血糖値の変動が追えなかったのが残念。
(金沢 乙女寿司にて 2017年6月9日)