不思議なお手洗い オーストリア旅行その8

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海外旅行に行くと彼の地のトイレの違いに驚きます。小の便器の高さが異様に高いとか、大のカタチが変わっているというのがそれ。今回の旅行では新たに2度びっくり。1つ目は手洗いの設計、2つ目は回る便座。とくに2つ目は斬新です。

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まず1つ目。インスブルック郊外のスワロフスキークリスタルワールドでの話。トイレに入り、手を洗おうとしたら洗面台が板一枚。おやおや、水はどう流れるんだろう?、手前側に落ちてきたらいやだなぁ。そう思ってよく見ると、板はわずかに向こう側に傾斜しており、水は奥側に流れ落ちるようになっていました。

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自動感知型で蛇口の取っ手はなし。おまけに正面の硝子に板が映るんで余計に混乱してしまいます。でも、理屈が分かると直線で構成された一見奇抜なデザインはなかなか素敵です。感心しました。

2つ目はザルツブルグのレジデンツ宮殿の美術館でのこと。トイレに入り、水を流すと便座がぐるぐる回り出すのです。あややや、何やねん、コレ!?

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どうやら便座を消毒洗浄しているみたい。他人が座った便座では安心できないという要望なのでしょうが、回る便座は私にとって初めての経験でした。

ネットをググると、既に何人かの日本人の方々がドイツでの例を紹介されていました(上記はkgusinyaさんアップの一例 )。ここ10年、ドイツ文化圏とは縁がなかったせいで私が知らなかっただけで、ドイツやオーストリアでは数年前からこの手の便座が広まってきているようです。それにしても、水を流したとたんに回り出すもんですから、びっくりしたなぁもう、です(古い)。