ライザップは糖質制限プラス筋トレ

.Lowcarboあるいは糖質制限

最近テレビコマーシャルでよく見るライザップ。痩せて筋肉質な体になるというコマーシャルはなかなか刺激的。でも、痩せるだけなら糖質制限で簡単なのにね〜等と思っていたら、ライザップは糖質制限と筋トレがメニューでした。なるほどなるほど。

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rizap4週刊ダイヤモンド誌 2015 5/30号はダイエット特集。その中心はライザップ。この会社、TVコマーシャルが如何にもウソくさい(笑)。もともとクッキーダイエットで一世を風靡したとのことなので、アヤシイ会社だなぁというのが第一印象でした。でも、ダイヤモンド誌を読んで考えを改めました。

ライザップのダイエットメニューは糖質制限プラス筋トレ。ライザップ曰く、「痩せるために一番必要なことをチョイスした結果が糖質制限」とのこと。また専属トレーナーは元プロボクサーや元美容師、そして現役格闘家とのこと、そこらも話題になっているようです。

論より証拠。実際に雑誌の記者がスタンダードコース(入会金5万円+2ヶ月で29万8000円(税別))に申込んでトライしてみたところ、2週間後に体重が2.7kg、体脂肪率が2.4ポイント、それぞれ減少。記者曰く、「驚くべきは腰回りがマイナス7.7センチメートルという結果だ」等々、効果的な体験報告になっています。


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テレビコマーシャルに数十億円を注ぎ込んだ成果なのか、既に会員は2万人超。先の料金に加えサプリメントやプロテインなども別料金なので、なかなかお金がかかりますが、本気で痩せたい人にとっては痩身&筋肉質の体には換えられないということなのでしょう。

念のために云えば、本来の糖質制限はダイエットが目的ではありません。ライザップも「われわれは糖質制限自体が目的ではない」と明言しています。ただ面白いのは、「われわれは今後、(糖質制限の)世界最先端のデータを保有することになる。」というライザップの瀬戸社長の言い分。要するに、ライザップの会員が増え、「糖質制限+筋トレ」でどれくらい効果があるのかが明らかになれば、それは即ち糖質制限そのものの有効性もはっきりすることになります。これはなかなか期待できますね。

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だからといって、私自身はライザップに入会したり自ら筋トレメニューを採用する気はありません。だって、大枚払わなくても糖質制限できるし、筋トレなしでも十分体重を減らすことができるから(科学的根拠はこちらを参照)。

本サイトでもお伝えしてきた通り、私は2012年11月から炭水化物(ご飯、パン、麺類その他)をできる限り食べない、いわゆる糖質制限を続けています。運動は筋トレではなく、1日4〜5km歩くことだけ。その結果、体重は10kg以上減少し、ウエストも10cm程度減りました。糖質制限を初めて数ヶ月で効果が現れたので、その後も続けられました。でも、私の本来の目的は、食後血糖値上昇を防ぎ、血糖値をコントロールすることです。

したがって今回のダイヤモンド誌への苦言を1つ。糖質制限をダイエット(痩身)の枠内だけで評価しようというのは私からすれば邪道のように思えます。もともと血糖値コントロールのための方法なのに副産物の痩身だけを話題にするのはやはり問題あり。ライザップのサイトでも血糖値コントロールについて記載がありますから、お暇な人は是非ご一読下さい。

〈追記)ライザップのリバンド を追加しました。