トラベラーズチェックが消えていた

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数日来、ユーロ円が急激にドロップ。円高方向に触れてきました。というか、ユーロドルが大きくドロップしてきたアオリなんでしょう。
で、ウラシマタロウな話を1つ。今秋またヨーロッパへ出かける予定なので、そろそろユーロの買い込みを始めようと思い立ち、外貨情報を漁っていると、トラベラーズチェックの扱いが消えてしまったことに気付きました。なんで?

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私たち夫婦にとって今年は結婚30年。新婚旅行の思い出が詰まったオーストリアを再訪する予定です。そこで必要になるのがユーロ。

日本の銀行などで円をユーロなどに換金しようとすると、1単位当たりの売り買いに4〜5円くらいの手数料を上乗せします。たとえば、ユーロの為替レートが130円だったら、買いは134円で売りは126円です(手数料4円)。

昔の記憶ではトラベラーズチェック(以下、T/C)の方が手数料は安かったので、ユーロではどうかいなと調べてみると、T/Cの販売は1年前に止めてしまったようです。

私らの世代ならトーマスクックのT/Cにするか、アメックスのにするか等と考えたものですが、トーマスクックはとっくに売却されてトラベレックス。そのトラベレックスもアメックスもT/Cの国内販売を一昨年3末/昨年3末で廃止とのこと。ここ10年位、T/Cとは縁がなかったので関心がなかったせいか、状況変化を全く知りませんでした。遅れてますね(苦笑)。

TCstop

為替が大きく動く現代、T/Cのような紙の債券では即時性がないし、ニセモノ対策や認証手続きの面倒さがあります。実際、クレジットカードでも現金が簡単に引き出せるので、T/Cそのものの存在が時代遅れになってきたこともあるのでしょう。

これもまた「時代は変わる」様相の現れなのでしょうが、無くなってみると何か寂しさを感じますね。といいつつ、手元にまだ数枚T/Cがあったことを今思い出しました。換金しておかなくちゃアカンな。

kumoko1503