全国の図書館、消費者センターに寄贈(96年秋)

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 この本を出版した後、全国の大きな図書館や消費者センターに常備してもらおう、というのは当初から連れ合いと話していました。この手の本は売れる売れないというよりも読んでもらえる機会をどれだけ確保できるかという点が大切だし、別にこれで大儲けしようというわけでもありませんでしたので。初刷の印税はなかったものと考え(苦笑)、蔵書30万冊以上か、こちらで送った方がよいと判断した300強の図書館と消費者ンター200強に贈呈状を添えて送付しました。

面白いことに、多くの図書館からは保管の約束や礼状が届いたのですが、消費者センターからは2つを除き受け取りの返事すら全くありません。何かあると質問とか何とかで消費者センターから電話をかけてくることもあるのに、こちらから本を送っても知らん顔というのはちょっとやり切れません。返事がなくても置いてくれるなら有り難いのですが、ごみ箱行きだったら悲しいですね。
 図書館の中にもおかしな返事がありました。リサイクルにまわすか蔵書にするかは図書館が決めます、という図書館側の言い分もわかるのですが、言い方があまりに高圧的で、こういう図書館には二度と本を寄贈したくないと思う所もいくつかありました。
片や、丁寧なお返事と蔵書保存の確認まで下さる図書館もあり、感激したところもあります。図書館といってもいろいろですね。