先日、SIMフリーのiPadを使えばテザリングが可能だから無線ルーター的にも使えると書きましたが、この6月それが不可能になりました。SIMフリー版での話です。
Appleが命じたのか、docomoがいじったのか知りませんが、高い通信料を払う者だけに限定するという改悪です。またしても、この国は国際基準から遠のくことになりました。あ〜ぁ、いやになってしまいますね～。

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私が使っているiPad mini Retinaは香港版のSIMフリー。理由は既に書きましたが、入れているSIMカードはOCNモバイルOneです。このSIMはドコモ回線の切り売りを利用するもので、つまり仮想移動体通信（MVNO）のカードの１つです。

６月になった頃だったか、iPadに通信プロフィールのアップデートをしますとのメッセージが出てきました。軽い気持ちでOKすると、それまで使えていたインターネット共有機能が消失。

要するに、テザリングが不可能になったのです。ネットで調べてみると、ちょうど私が気付いた同じ日に解説記事が出ていましたので、私だけのトラブルではなかったというわけ。SIMフリーの人たちにとっては改悪でしかありません。

ドコモがこの6月からiPadを販売開始するからなのか、それともAppleがdocomoやソフトバンクらの要望？に応えて日本でのテザリング規制を行ったのか。私にはわかりませんが、SIMフリー機器を使う者にとって改悪は改悪。イヤだなぁ。

世界の潮流に抗う日本の通信業者にはほとほと呆れますが、iPhone5以降の関連業者の動きはSIMフリーのトレンドを押しとどめようという必死の抵抗を感じてしまいます。日本の消費者がいつまでも愚かだと思っているといずれ痛い目に遭いますよ、きっと。そう悪態ついておきましょう。