東電や原発業界とベタベタベッタリの民主党

.opinion 3.11

(ニュースの期日について誤りがありましたので訂正します)
震災から原発事故への広がりの中である人事が気になります。昨年3月26日参院は、空席だった日本銀行の審議委員に森本宜久(65)電気事業連合会副会長・東京電力取締役を起用する政府案に与党などの賛成多数で同意したとのこと。これって何だ!?

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震災復興の費用をどう捻出するのか? 福島原発事故による補償をどうするのか? おそらく数10兆円のお金が要りそうだとの話もある中、日銀による国債引受などという禁じ手まで噂されています。そんな時に日銀に東電幹部が座っているというのは、官僚の天下りよりタチが悪すぎます。

というか、民主党はもっとエゲツナイ。官僚の天下り厳禁を唄っていた民主党のはずなのに東電は別枠なのでしょうか。前資源エネルギー庁長官の石田徹なる人物が今年1月に東電に「天下り」していました。この人物は通産省に入ってから電力業界1筋の官僚ですので、もろ利益共同体のようなもの。原子力政策では自民党が業界とズルズルズボズボなのはわかりますが、民主党もいっしょなんですね〜。まぁ民主党は自民党Bだと以前から云ってきた通りといえば、そうなんですが…。これを天下りではないと嘯く枝野はオオウソツキ。まぁ最近彼は毎日のごとくウソ連発ですから、ウソが1つ増えてもたいした問題ではないのでしょう。

さらに調べてみると、民主党の国会議員って電力会社とか原発関係企業出身って多いんですな〜。小林正夫(参院 東電労組出身)、加賀谷健(衆院 東電労組出身)、松岡広隆(衆院 関電)、藤原正司(衆院 関電)、それに東芝、日立、三菱電、日本鋼管、神鋼などの出身者がいます。彼らはすべて温暖化対策のためには原発が必要と主張しているので推進派。業界票で議員になっている限り、業界の意向に背くようなことはしないし、できないでしょう。それにしても、電力業界の国家支配ってきめ細やかだなぁ。

そういえば、連合の元会長の笹森某も東電出身じゃないか。今何しているかというと、内閣特別顧問だって。現場労働者の高レベル被曝に何かコミットメントしているんかいな? そうじゃないなら、労組なんかも全く信用ならんね。どっちにしろ、ヒバクを強制する側に東電側関係者がいるんじゃやってられないよ、ホンマ。

こんなベタベタべッタリ状態では民主党が東電に襟を正せということを期待するのは無理ですね。こんな政党を信用していると命がなくなりそうだ。

(間違いがあればおいおい訂正します。とりあえず呆れたので第一稿。現在、訂正して第二稿)