今年は家で香箱 2

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本格的なカニのシーズン到来。先週末は金沢港や道の駅越前等ではカニ祭りが大賑わい。昨日京都へ出かけると、高値だったハシリの蟹も一気に安くなってきたので、またコッペを2つ買ってしまいました。今年は自宅で3回目、外食で1回食べたので4回目の香箱。今年は家で香箱その2 です。

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何でもかんでも出始め(ハシリ)はご祝儀値段。でも、流通量が安定してくると次第に値を落としていくのが普通です。カニも同じ。

解禁から早二週間でコッペの値段は市販価格でかなり落ちてきました。ハシリの時はちょっとしたサイズなら1300円〜、大きめなら2000円超え(京都の場合)。ちょっと高めかなと思っていたら、昨日錦市場では1000円を切って700円800円という値札も見かけました。

その後デパートに出かけると、結構な大きさの津居山の勢子ガニで1500円程度。あら、これなら買いだとまた手を出してしまいました(笑)。

ちなみに、勢子はセイコとかセコのこと、コッペと同じで場所によって云い方が違いますが皆同じで雌ガニ。浜値に比べると高めでも流通経費を考慮するとまぁ許せる範囲。近江町市場等でもこのサイズなら1000円はゆうに超えるでしょう。

いつもどおりソトコとウチコをいったん外し、丁寧にばらした肩のカニ身と合わせ甲羅に戻します。足や爪の身は擂り粉木や麺棒などで絞り出し、先の甲羅に載せると完成。

とにかく・・・また美味しかった。漁場が違うと食べている藻等が違うので味わいが変わるのは推測できますが、食べた時に味が濃いなぁとか上品だなぁというのはあっても茹でのデキや個体差あり。食べ比べしてもわかるかどうか。

そういえば、数日前に近くの居酒屋で小さめの雄かと思う位に大きなコッペを食べましたが、爪に小浜港の黄タグ付き(注記)。雄ガニにタグをつけてブランド化しているのはご存じの通りですが、コッペまでタグ付けする時代になったのか。カニ商売もどんどん進化中!?

(注記)福井の越前ガニは黄色、石川の加能ガニは水色、京都の間人ガニは緑、兵庫は港によって様々で、津居山は青、柴山はピンク等々のタグ。これは雄ガニの爪辺りに取り付けるものですが、雌ガニにまでタグというのは今年初めて見ました。