糖質制限で変わったこと
2019/11/18
先日「糖質制限 8年目へ」で記したように、当初目的の食後血糖値を抑えることができるようになったのはもちろん、HbA1cのアップも抑制できています。その結果、体調は随分改善されてきました。体の変化について、具体的にいったい何が変わったか。今回はその話。
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糖質(炭水化物マイナス食物繊維)の摂食量を減らすと、体はエネルギー源として脂肪やタンパク質も使うようになり、余分な体内脂肪はその分減る、というのは教科書的な話。個人的な体の変化で記述すべきは、
1)体重減少
私の場合、70kg弱(2012年)から現在56〜57kg。これは中学高校生の頃のものと同じ。大学生以降の運動不足で脂肪を蓄積してきたことがよくわかりました。(身長168cm)
2)腹囲減少
体重が減ったのは内臓脂肪が減ったから。その脂肪はお腹周りにたくさんあったので、ウエストもびっくりするほど小さくなりました。91cm(2012)だったのが現在は79cm幅のズボンでも余裕です。ただ、私の場合ウエストサイズは79cmでも、ヒップサイズはもう少し大きめなので既製品のズボンでは合いにくいのが難点。
当初数年は内臓脂肪が減るだけで、お腹周りの皮下脂肪はつまんでも前のまま。でも、この2〜3年、つまり糖質制限から6年位経ってから、その皮下脂肪が少しづつ減り始めてきました。これは嬉しい変化。時間かかりますね〜。
3)首周りも減
脂肪減は体中に及び、ネックサイズも41cm(2012)から現在は39cm。肥満気味な鶏の首回りに脂肪がこってり付いていますが、あれといっしょ。減ったおかげで昔のシャツは首回りがダブダブ、これには参った。誂えシャツは作り直しでも既製品は標準サイズでオッケイになったのでマルとしておきます。
4)血管回りの脂肪がとれた?
血管回りに脂肪がこびり付いていたのか、糖質制限を始めると手の甲や前腕血管の位置や形がくっきり現れてきました。当初血管回りに窪みができたような感じだったのが、今では回りの組織に馴染みました。
5)飲酒後の頭痛が消えた
2006年のステント留置後、バイアスピリンやスタチン系薬剤などを処方されてきましたが、飲酒後に耐えがたい頭痛が出てきました。飲酒の2〜3時間後に起こるので、アルコール分解に関係したものだと推察されますが、主治医に訴えても「薬の一般的な副作用は頭痛と便秘(だから我慢せよ)」と取り合ってもらえません。
ところが2018年に3度目のステント留置をした後、頭痛はほとんど無くなりました(少し鈍痛あり)。だから糖質制限効果とは言い難いのですが、2012年11月から始めた糖質制限で頭が割れるほどの耐えがたい痛さから少しずつ軽減していったので、血管に付着した脂肪の減少も関係しているのではないかと考えています。
6)不可思議な足のサイズ
2012年以前私の足のサイズは25.5cm、アウトドアや寒い時に厚手の靴下を履く時には26.5cmのサイズで足に合ったものを選んできました。
ところがここ最近靴を買おうとすると、メーカーによっては24.5cmサイズ、総じて25cm程度のものでないと合いません。つまり以前のサイズは大きすぎになってしまいました。
痩せたら足のサイズは変わるんですかと靴屋さんに尋ねても????。足の甲や踵付近にも脂肪が付いていたのでしょうか。それとも加齢・老化で足が縮んだのか。原因不明ですが、体の変化の1つとして挙げておきます。
7)その他
糖質制限でアトピーやアレルギーが改善すると主張する人がいますが、私の経験では「よくわからない」。私自身乾燥肌で冬場にはカキカキして血だらけになることがありましたが、入浴後に保湿剤(ニュートロジーナ)を使うことで回避できるようになりました。したがって糖質制限のおかげかどうかは不明です。
また、糖質制限で食後血糖値を抑えれば食後の睡魔に襲われないと云いますが、これは私には全く当て嵌まらず。血糖値を追跡しても低血糖になっていませんが、いつも眠たくなるのはインスリンとか血糖値のアップダウンとは違うホルモンバランスの影響なのか、私には不明です。
とりあえずこんなところでしょうか。糖質制限といっても個人差はいろいろですから、こんなこともあるという位に受け取って下されば幸いです。