私の糖質制限は7年目

.Lowcarboあるいは糖質制限 FreeStyleリブレ SMBG

なんだかんだで、2012年11月から開始した私の糖質制限生活は7年目に突入。ご飯パン麺なしで食生活を送れるのか当初は不安でしたが、やってみると意外に簡単。むしろ、体調は良くなり、おまけに体重や腹囲減となったことは折りに触れてお伝えしている通り。ということで現段階でのまとめです。

・・・

現在の体重は55kg前後、これは中学生の頃と同じ。日々の食事でプラスマイナス1kgは簡単に動きますが、当初の70kg弱(2012年11月)から考えると大幅な減

お腹周りは、ズボンサイズでいうと当初の91cmから現在は約80cmまで落ちました。スポーツウエアのMサイズでベルトなしならズレ下がるほど。そんな驚くばかりの変化に衣服の買い替えで嬉しい悲鳴を上げていることもお伝えした通り。

肝心のHbA1cはどうか。糖質制限を始めてから6以下をフラフラしていましたが(NGSP)、ここ最近は6前後。直近では6.2。この原因は今秋食べ過ぎた饅頭のせいではないか、と連れ合いに叱られています。でもまぁ、6前後で収まっているなら個人的には納得。

また中性脂肪やHDLが良好になってきた一方で、コレステロールのLDLは全く改善しませんでした(ここではデータ提示なし)。糖質制限を薦めるお医者さんの話とは違うので不審に思って米国の文献を読み漁ると、糖質制限者の1割くらいは下がらないとのこと。私のような者がいてもおかしくないということでしょうか。

糖質制限で脂質を多めに摂ったせいもあるのか、厄介なことに冠動脈の閉塞が再度進み、2017年と今年の二回新たにステントを留置。最初の2006年以来合わせて3つのステントを心臓に入れたわけで、糖質制限だけでは心疾患を解消できなかったのです(痛い)。

考えてみれば、脂質代謝は糖質制限をしようがしまいが関係なし。むしろ心疾患の既往歴がある場合、糖質制限で脂質を多めに摂ることがリスクを上げてしまうのではないかと指摘する医師もいますから要注意。

これまた米国の文献を読み漁り、現在は動物性の飽和脂肪酸をできるだけ避けるとともに腸内細菌叢を活発化できるように食物繊維を多めに摂る食事を行っています。また糖質制限だけでは私のLDLは下がらないので、一部では危険視されるスタチン剤も最近はしっかり服用し、現在LDLの数値を70以下に落としています。

さて、食材の糖質量の絶対値を問題にするのを糖質制限と称していますが、これは安全側の議論。SMBG(指先穿刺による自己血糖測定)でみると、食材の糖質量が多くても必ずしも食後血糖値が上がらない例がいくつもあることがわかります。

たとえば、食事時間を比較的長くした場合。5分10分という短時間で食べるのではなく、フルコースのフレンチやイタリアン、あるいは和食の会席料理のように2時間3時間かけて食べるのであれば血糖値のピークは抑えられます。

この件、スポット的に測っただけでは真偽が曖昧だったのですが、昨年からFreeStyleリブレを使うことで明快に確認できました。その結果、食材の選択や食事の方法を大幅に改善できることが判明。要するに糖質の絶対値だけでなく時間効果なども考慮すれば、食材や食事内容のバリエーションは大幅に広がるというわけです。

最近では食事に時間をかける場合には糖質量はあまり気にしていません。注意すべきは糖質の多いものを後回しにすることくらい。そういう食後血糖値を上げないような条件下なら、お寿司も玄米ご飯もオッケイというスタンス。もちろん、血糖値の変動とその幅は個人差ありですからご注意下さい(念のため)。