アヴァンギャルド

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アローン ~カレイドスコープ・バイ・ソロ・ピアノ~Bob.Jamesの新盤紹介に彼の音楽はアヴァンギャルドって解説があったんですが、ホンマでっか。ジャズ演奏を今風にやっているのが前衛だというのはあまりに保守的な解釈ですね。

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TV業界用語に「アヴァン」ってのがあります。某番組制作に関わっていた時、「アヴァン」はこれでいきますけどイイですか?なんて聞いた時、何のことだかさっぱり。どうやら「前振り」とか「導入」って意味で使っているみたい。その時、あぁその「アヴァン」って「アヴァンギャルド」のアヴァンのことなんだな〜と一人ごちた次第です。

アヴァンギャルド、フランス語のavant-garde。軍事用語の前衛部隊(advance guard)から転じて前衛芸術のことを指すというわけですが、もう1つ実態が掴めません。何か皮相的な、えぇかっこしい用語のようにも聞こえます(苦笑)。

Touchdownさて、ボブさんが登場したのは1960年代。私が聴き始めたのは80年頃からですが、「リターン・トゥー・フォーエヴァー」(チック・コリア)でスタンリー・クラークやアール・クルーを知った後、彼らと共演していたボブさんの「タッチ・ダウン」を聴いて以来のファンです。(タッチダウンの中古CDってベラボウな金額でんなぁ)

その頃はアヴァンギャルドではなくクロスオーヴァーと云われ、その後フュージョンなんて分類分けされてました。ギターだったら、リー・リトナーとかラリー・カールトンが登場してきた時代の話。


Quartette Humaine既に70歳は超えているのに精力的に活動を続けるボブさん。聴いても全く年を感じさせません。素晴らしい。気づいてみると、私の手元にはレコード、CDを合わせると彼の作品だけで20枚以上あるんじゃないかしらん。

それにしても、最近のBobさんのCDジャケットはデザイン・色使いも素晴らしい。その辺も私の好みです。