ターキー

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ターキーと聞けば水ノ江瀧子さんを思い浮かべるのは50歳台以上でしょうか? でも、クリスマスなら食べるほうのターキー、七面鳥のこと。

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キリスト教でもないのにどうでもいいじゃん、と思う人もいるでしょうが、だったらクリスマスなんかも関係なし。まぁ、無宗教な国の話として考えませう。

七面鳥はイギリスの話で、アメリカでは関係ないとか、クリスマスではなく感謝祭であるとか、モットモらしい説明がインターネットで飛び交っていますが、どれも変。だって、もともと七面鳥は中央アメリカ原産ですから、イギリスでは輸入品。おそらく大航海時代のいつごろかにヨーロッパに持ち込まれたんでしょう。いつ食べるかという点については、クリスマスに食べる人もいればそうでない人もありで、アメリカ人の統計を見ない限りわかりません。

で、なぜ七面鳥がターキーと云い、トルコなのか(turkeyはトルコの、という意味)。長年の疑問の1つでしたが、ウィキペディアによると、トルコ経由でヨーロッパに入ったホロホロドリとごっちゃになったという説が載っていました。う〜〜ん、そうかもしれませんね。

小難しい話はさておき、昨日23日クリスマス料理でターキーを食べました。連れ合いの実家で義妹が小振りなのを2匹焼いてくれたのです。ニワトリに比べると脂が少ないので健康的といえば健康的。その分甘味が少ないともいえますけど、味わい深く堪能しました。

合わせたのはムートン・ロートシルト’02。これはピッタリ。今年はブルゴーニュにハマっていましたが、ボルドーのグランヴァンもいいなぁと改めて思った次第。プリムールで買ったので1本1万円前後だったんですが、今買ったらその数倍! あんら〜〜、今の値段なら私よう買いませんよ(苦笑)。

このクラスのワインはいったいいつ飲めるのか曖昧なんですが、もう飲み頃に入りかけていて問題ありません。昨年今年とムートン’01を2回飲みましたが、これはまだもう少し時間がかかりそう。ただ、今秋レストランで飲んだ時の’01の飲み残しが3日後にもの凄くイイ味わいだったとルコントのシェフに聞いたので、デキャンタすれば’01でもオッケイかも。かくしても(太陽暦の)今年も美味い料理とお酒で暮れかけています。

あ、そうそう、先の水ノ江瀧子さんですが、あの三浦和義さんが甥っ子ということで騒がれ芸能界を引退したのだとか。知りませんでした。三浦さんの件は(証拠の数々から)冤罪だと私は思いますが、地検特捜のデッチアゲの影響ってターキーさんにもあったんですね〜。因果なこっちゃ。

(写真のワインは拙セラーの中でエチケットがカビカビ。見苦しいのをお見せしてご免)