米国では既に9日に抗原検査を緊急認可 

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昨日の続き。COVID-19の抗原検査が日本では13日に薬事承認の予定ですが、米国では既に9日にFDA(米国食品医薬品局)の認可が下りていました。急な話だったせいか、日本のみらかホールディング(富士レビオ)や米国のクイデル社のサイトには詳しい説明はなし。どこもドタバタな雰囲気が匂っていますが、良いモノはどんどん出して欲しいものです。

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米国FDA(米国食品医薬品局)の緊急認可を受けたのは、Quidel(クイデル)のSofia 2 SARS Antigen FIA。認可書類をざっと眺めても、詳しい内容はもう1つわかりません。

一方で、昨日紹介の日本のみらか(富士レビオ)の抗原検査も同じ。内容不明ですから、クイデル製品とどこが違うのか、自社開発なのか、それとも海外製品の持込・改良なのか。いったいどうなっているのでしょうか。どちらも緊急認可でスピードを重視したのはウエルカムですが、内容がもう1つわからないというのが気になります。

気になることといえばもう1つ。日本の恥とまで云われている、きわめて少ないPCR検査数の元凶が厚労省と感染研であることは既に知る人多し。その少ない検査数は厚労省&感染研が作り上げた、巧妙なサボタージュの手続きによるもの(医療現場に取材したらすぐにわかる話を新聞テレビが報じないのが不思議)。その検査の一部を請け負っていた検査会社が、みらかホールディング(SRL)等でした。

そのみらかが急に薬事承認を取り付けたのが今回の抗原検査。だとすると、この突然の薬事認可は国の失点挽回の一手なのか。それなら良い。でも、PCR検査の失策隠しや新たな感染管理としての利権構築なら、またまた被害者は庶民側。先行きが気になります。