猛暑の引っ掻き傷

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acuchek先の八月も末になってくると涼しくなってきましたが、その後台風やらジトジト雨やらで天気が優れません。お変わりございませんか。

今年は梅雨空けが曖昧で最初は暑さがそれほどでもなかったのですが、関西では8月になって突然猛暑になってしまいました。おかげで、拙宅でも過去に経験したことのないような出来事が発生。1つは湯沸かし器の温度調整がおかしくなってしまったり、もう1つは血糖値計の測定不調が起きました。

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8月中旬になって、15年前に設置した温水湯沸かし器がうまく働かなくなりました。ふだんなら温水蛇口を開けると自動でガス点火されるのですが、なぜかしら火が着きません。おかしいなぁ。

家を建てて15年。そろそろ温水器も耐用年数。ヘタってきたのかなぁ、交換時かもしれんなぁと思ったのですが、いやいや諦めてはアカン、原因は他にないのかしらんとあれこれ考えていると、1つ頭に浮かんできたことがあります。

温水器に入る前の水温が高いためにお湯温度40℃の設定ではうまく点火しないのではないか。

0831yuつまり、猛暑で33℃とか35℃みたいな温度が続いたことで家の周りの地面が温められ、温水器へ入るまでに水道水の温度が40℃近くまで上がったのかもしれません。実際先週は夜中の気温も30℃を超えていた日もあったくらいですから、明け方からの直射で蛇口の水温は結構高くなっていました。とすると、温水器のスイッチがオンにならない場合もありそうです。

しばらく様子見と決め込み3,4日。数日前からめっかり涼しくなると、無点火状況はさっぱり消えました。やはり、温水器へのインプットが問題だったのではないかと推察します。猛暑恐るべし。こんな経験は始めてです

もう1つは自己血糖値測定。私が糖質制限実践中であることは既に繰り返している通りですが、その効果というか、糖尿病状態のモニターを小さな分析機器で測っています。この測定がどうも猛暑に影響されているようなのです。

先日、「糖質制限9ヶ月経過」と題した文中で、

厄介なことに、この基礎血糖値の値が以前より少し上がり気味です。また、夏のせいなのか、起床してから1時間もすると(食事を摂らないのに)110位にな る日がよくあり、血糖値を増やすホルモンの働きに対し、わが膵臓は十分対応していないようです。ここ数ヶ月糖質制限の厳密さが薄れてきたせいもあるのかも しれません。

と書きました。暑い夏で血糖値が上がるのは発汗などで交感神経優位になるのでホルモンバランス上仕方ないのかなぁと思っていたんですが、どうやら原因は測定の方にありそうなのです。

acuchek使っているのは、ロシュのアキュチェック・アビバナノ。仕様を調べてみると、測定器は使用温度を44℃まで保証しています。これはオッケイ。ところが、センサーに当たるストリップ(測定用の小っちゃなシート)の仕様をよくよくみると、貯蔵方法は「室温保存(1〜30℃)」なんて書いてあるじゃありませんか。測定器は温度補正できるかもしれませんが、測定用のストリップはそうはいきません。

今夏の猛暑では室温は30℃を超える日がありました。拙宅にはエアコンはありませんので、センサーストリップは当然30℃を超えた環境に置かれていたわけです。これが悪さをして実際の血糖値よりも高めに出てしまったのではないか。

そう考えた根拠の1つは、ふだんなら正常な連れ合いの血糖値が10%以上高めに出てくること。データが正しいなら連れ合いの膵臓機能は悪化したことになるのですが、それはちょっと考えにくい。だとすると、私の血糖値が約10%位高めに出ているのも、私の方に原因があるのではなく測定側にありそうな感じ。

8月最後の週は随分涼しくなってきました。そうすると、私の空腹時血糖値は90台に収まってきましたから、測定時の温度影響が大きく関係しているという読みはどうやら当たっています。安心安心。それにしても、いろんなことがあるもんだと思う次第です。

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