改めて、教訓1

.opinion .お知らせ 3.11

40年ほど前、私にも10代というのがあった頃、よく聴いた歌の1つに加川良さんの「教訓1」というのがありました。久しぶりで聴いて、今回の原発事故にしっくりくるのに驚き!

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さきほど高田渡さんの「自衛隊に入ろう」の替え歌を聴いていたら、右側サイドにあった加川良さん御本人の「教訓1」を発見。早速クリックしてみたら、2002年録音版でした。

この曲、国が民の命をごみのように扱った先の世界大戦の時の反省を歌ったものだと思っていましたが、改めて聴いてみて、そんなもんじゃ収まらない。国と民との関係とは戦争でも原発による被曝対応でも同じだったんですね〜。そういう意味で、今こそまた多くの人に聴いて欲しいものです。(注)

歌を聴きながら、高校時代学校をさぼっては友人宅でレコード聴いたり、ギターをかき鳴らしたりの毎日や、ボブ・ディランの「ブローイン・イン・ザ・ウインド」もいいけれど、妙に「教訓1」に納得したこと、次の戦争が来たら、絶対にお国のためになんか云わんぞ、とにかく逃げるゾと、わけも分からず、でも固く決めたことを思い出しました。被曝退避も同じだったとは!

今回の原発事故で、私自身「命と引換にできる大義名分はありません」なんて書いていましたが、オリジナルな思いは、40年前によく聴いたこの歌にあったのではないかと密かに思ったりする次第です。

(注)歌詞の中に女性蔑視の箇所があるのが難点です。でも、それ以外の歌詞に免じて大目に見てください。>誰となく