春立ちぬ

.EcoStyle health/sickness

今日2月4日は立春。自然歴(旧暦)の24節気のスタート。これから季節は春、そして暖かくなる、そんなことを感じさせる日。春立ちぬといえば堀辰雄さんの小説がぱっと浮かんだのですが、あなたはどうでしょうか。調べてみると、1976年に山口百恵&三浦友和でも映画化されていました。それにしても、春立ちぬとはなかなか風流な云い方です。

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重症者がほとんど増えないのに新型コロナのオミクロンで感染拡大と騒ぎ立てる新聞テレビ。厚労省の公表データをみると、重症者の増加は先の感染拡大よりもずっと小さなもの。死亡者はたしかに増えていますが、感染者が死亡した場合すべてコロナ死亡者として集計するという「約束ゴト」になっているので要注意。

厚労省ホームページより引用。

だって、死亡原因は老衰だったり別の疾患だったりで、必ずしもコロナとは限らない。冷徹にいえば、コロナがなくても死ぬ人は死ぬ。もしコロナが原因で死亡している人が増えているのなら以前よりも超過死亡が有意に増えなければなりませんが、話は逆でコロナのおかげで例年のインフルエンザなどの死亡者数が減っているのが実情です。(少なくとも昨年はそうだったし、今年はもっと顕著になるでしょう←私見)。

そういう科学的な判断ができるなら、欧米各国のように毎日数十万人の感染者が出ても経済の再開可能という事情も宜なるかな。一方、日本でそうならないのは政治家、学者のみならず国民そのものが病的な安全指向なのか、それとも密かにコロナ禍が続いて欲しいと願う人が有象無象いるからなのか(どんな団体や会社がそれに相当するのか考えてみましょう)。

でも、季節は巡り、いずれ新型コロナの感染禍は終息に向かいます。ワクチンの副反応を怖がっていると感染した場合の危険度が高くなるのは既に判明した事実だと思いますが、いまだにワクチン拒否をする人はデータが読めないのか、何らかの理由で思い込みが強すぎるのか私にはチンプンカンプン。

季節は巡るといえば、お食事。現在、年に数回訪れる宿やレストランがいくつかあります。ぐるぐる回していたら毎月どこかにお邪魔しているような感じ。いつも同じものを提供してくれるお店もいいけど、最近はとくに季節の到来や変化を感じ取れるお食事に満足感が得られること多いのは最先の時間が気になるせいなのでしょうか、

そんなレストランの1つ、オルト(京都)は年に24回メニューを変えるそうな。要するに、24節気毎に変わるのです。右の写真は低温調理した鰆を炭火で焼き、最後は魚のスープでいろんな調味食材を合わせたもの。春を感じさせる逸品でした!