5と6とでは大違い

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前回の続き。新しいiPhoneとiPadを手に入れたので、先週導入したメッシュルーターを使って速度を測ってみました。驚いたことに、接続関連機器がWi-Fi 5とWi-Fi 6とではスピードが大違い。やっぱり、新しい酒は新しい皮袋に・・・でした(ワインの新樽比率ではありません、念のため)。

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先週半ばまでの拙宅のWi-Fi 環境は IEEE 802.11ac、つまりWi-Fi 5。これをメッシュルーターに交換し、 Wi-Fi 6(IEEE 802.11ax)になりました。先日の一覧表を再掲しておくと、 Wi-Fi 6は使う周波数が5GHz帯と2.4GHz帯ともども最大9.6Gbps。2.4GHz帯の速度が圧倒的に違います。

出典はI・O dataの無線LAN規格の違い

メッシュルーターにはその時々で最適な接続環境をキープする機能があり、以前は(AppleMusicで使っている拙宅のAirMacExpressが)周波数の勝手な切替でブチブチ切れましたが、それが著しく減(今のところ)。これは嬉しい変化でした。

問題の接続速度、Wi-Fi 6とWi-Fi 5とでどれくらい違うのか。これを2つのiPadでチェックしてみました。結果は以下の通り。

左は新しいiPad Pro (2021)、右は同じくiPad Proですが2017年、4年前のもの。どちらも256GBメモリ。Wi-Fiの規格は前者がWi-Fi 6で、もう一方はWi-Fi 5。百聞は一見に如かずで、倍程度のスピード差。これが6と5の違いでしょうか(ただし、iPad Pro (2021) はAppleシリコンのM1チップ)。これならWi-Fi環境を改善したのが報われます(苦笑)。

次に、これが有線の接続速度とどれくらい違うのか。拙宅の場合、光で入ってくるのをイーサで家内に引き回しています。ネットモデムやルーター、ハブ間の露出部分はカテゴリー7や6Aでやり直しましたが、ケーブルはカテゴリー4(壁内)。こちらの測定結果は次の通り。

凄いですね〜、満足できる成績です。無線Wi-Fiの倍近く速度がでていますから、まだまだ有線に分あり、というべきところ。でもトライバンドのメッシュルーターを使えば同程度になるかも・・・(コストは現在の数倍)。ともかく無線(Wi-Fi)でも日常的には十分という時代が来ているなぁと思う次第。

以前の有線速度は200Mbps程度だったので、今回ので速度改善ができないようなら壁内CD管中のガイド線を使ってケーブルを交換することも検討していましたが、この結果ならまぁオッケイ(安心)。

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蛇足。iPhone 13、琵琶湖の周りではJRの駅近くで5Gを拾うも、ほとんどの場所では4G回線のまま。おまけに5Gの接続速度もたいしたことはないので、5G狙いで新機種を買うのは場所によっては過剰投資。でも、上に記したように、高速なW-iFi 6環境で使うなら素晴らしい状況を作り出してくれること請負ます。