サギを学ぶ

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サギにもいろいろ。今回話題にするのは詐欺ではなく鳥のサギ(念のため)。
先月来撮影付望遠鏡を持ち歩くようになり、近くの小川にやって来るサギを毎日のように撮っています。最初はコサギだけかと思っていたらアオサギまで飛来しているのを発見。なかなかいろんなのがいるんですねぇ。60ン歳の手習い宜しく、鳥類図鑑と首っ引きでお勉強。

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自分の縄張りなのか、毎日同じ場所で餌取りするコサギ

自宅近くの小川にサギがいます。琵琶湖に流れ込む小川で水量も多く、栄養豊富なのか魚や虫などが多数生息しているため、トリたちにとっては格好の餌場なのでしょう。

先日紹介したのは冠羽がついた白いサギなのでコサギでした。ところが大写しにしてみると、最近わかったのはコサギではないサギもいるらしいこと。そのサギとはチュウサギやアオサギです。

サギはペリカン科。その分類分けは大雑把で、図鑑によると大きさでコサギ、チュウサギ、チュウダイサギ、ダイサギというのがまず1つ。また、嘴の色、冠羽の有無、爪の色の違いもあるのですが、季節で色が変化するのもありで話がややこしい(笑)。

手前はコサギ、奥側はチュウサギか、ダイサギ?

上の写真でわかるように、2匹のサギはそれぞれ嘴の色が黄色と黒色で違います。手前の小さい方は冠羽ありでコサギですが、奥側はサイズが大きく、冠羽なしで嘴も黄色。とすると、こちらはダイサギでしょうか。

ところが、嘴が黒色のチュウサギも冬型の嘴は黄色になるとのことなのでチュウサギかもしれません。さらに厄介なことに、ダイサギとチュウサギの間にチュウダイサギというのもいて素人目には判別が難しい。今回は望遠撮影したので嘴の色などが明確になっているため分類がし易かったのですが、遠目では区別するのは難物です。

首の模様や羽毛色が特徴的なアオサギ

一方、アオサギは羽毛の色が違い、また長い喉部分に黒い模様があるため特定が簡単です。このアオサギが近所に居たのです。いろんなサギが居るんですね〜。

こちらは大きさがかなり大きめで、獲物を狙う様はなかなか肉食系という感じ。最近は小川のみならず、田畑の水たまりにいる虫や小魚を狙って狩猟徘徊しているみたい。

サギにもいろいろ。これら今まで散歩の途中で見ていたのかもしれませんが、分類したこともなく、自分にとっては「見ていても違いに気づかなかった」実例です。知らぬこと多かりし、だから毎日が面白い。