お散歩カメラ

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鬱陶しい毎日が続きますが、お変わりございませんか。こちらは相変わらず。本blogを無沙汰していたのは書くモチベーションがなかった故。例年1月はその年の旅行計画作成、2月は確定申告、3月からはモゾモゾ・・・といったスケジュールで動いてきましたが今年はコロナ禍2年目で腰が座らず、はっきりしない毎日を送っています。

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ワクチン接種は予想通り輸入が大幅に遅れています(口約束と製造遅れ、そして国々の取り合い等々の理由から)。65歳以上の私にはいつになったら廻ってくるのでしょうか。

にもかかわらず、オリンピックなんて云っている人たちの頭の中身を疑いたい。スポンサーである新聞やテレビがオリンピックの開催中止などを真摯に取り上げないのは当たり前ですが、そのことを皆はどこまで理解しているのか。

だいいち出場選手や関係者を、ワクチン接種や監視期間の厳格化を無視して超法規措置で入国させたらいったい何が起こるのか、考えたことがあるのでしょうか。そうなら開催論者の想像力の欠如は著しい。

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クリックすればキヤノンの該当サイトへ。

それはさておき、がらりと話変わって、先日散歩用ガジェットを1つ入手。昨年末に出たキヤノンのPowerShot Zoomです。単眼鏡にカメラが合体したもので、手振れ防止機能が効いて800mm相当でも片手の手持ちでそれなりに写ります。

こちら、1日に連続一時間、だいたい片道4km程度歩きます。その途中にはまだ田畑の景色が残る小径や琵琶湖に流れ込む小川沿いもありで花や小動物もいろいろでなかなか楽しめます。

その散歩カメラとして今までRICOHのGRがおともでした。でも、これは28mmの広角。近寄って花を撮ることはできても、望遠がないので動きが速くて近寄れない小鳥などは捕れません。かといって重さ1キロを超えるようなカメラレンズを散歩に持ち出すのも大仰です。

一時は双眼鏡も使ってましたが、撮影などで記録に残せないので後でチェックすることができません。おまけに防振機能がないと高倍率では手も目も疲れます。ところが防振機能(IS  Image Stabilization)がついた双眼鏡は10万円近くになるのでおいそれとは手が出す、おまけに重いのでカメラレンズとたいして携行性が変わりません(笑)。

そんなこんなで諦めていたのが昨年キヤノンから面白い製品が登場。名前はPowerShot Zoom、単眼鏡で軽い上に、400mm〜800mmまで望遠でき、かつ撮影も可能なのです。これこそ待ち望んでいた仕様じゃないですか。強いて難点を云えば撮像センサーが豆粒なので解像度が高いとは言い難いこと。でもメモ程度の記録なら十分だろうと考え、購入しました(正確には誕生日のプレゼントとして連れ合いに買ってもらった。サンクス)。

早速手に入れてから毎日持ち歩いていますが、なかなか面白く便利です。どれくらいのモノが撮れるのか、少し紹介しておきましょう。

まずは庭にやってきたヒヨドリを自宅室内から写したもの。窓を開けるとすぐに姿を消すのでガラス窓越しですが、野菜をパクつくヒヨさんの表情はうまく捉えられました。

拙宅に毎日やってくるヒヨ。ガラス越しでコントラストが少し弱ですが雰囲気はわかります。

次はサギ。散歩途中にある場所で撮影。小川の浅いところに陣取って小魚などが近寄ってくるのをじっと待っている様子ですが、直立しているのを眺めているとなかなか風格を感じさせます。

小魚を待っているのか。置物のような直立不動が素晴らしい!

もう1枚もたぶん同じサギ。大写しにしてみると、足指が黄色、そして頭の後ろについている冠羽が2本、嘴が黒だというのが明確になり、図鑑を参照すると名前はコサギだと判明。今までゴイサギだと思い込んでいたのにコサギだとわかったのはお散歩カメラのおかげです。

嘴に掴んでいるは小魚でしょうか。綺麗な羽毛に見とれてしまいます。

動いていない鳥なら防振機能も相まってクッキリ撮れますが、トンビみたいに動き回るのはなかなか難しい。もっと修行してうまく撮れるようになりたいものです。ともかく散歩の楽しみが増えました。

春本番。既にピーク超えの桜も多くなってきましたが、今年は早咲きだったせいか、もう1つ豪華さが足りないような気がして残念。