感染者と重症者

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一向に終息の兆しがない新型コロナ禍。新聞テレビではその感染者数を取り上げ、危険性を大きく伝えます。でも重症化したり死亡した者はどうなっているのか。そちらが問題です。
ウイルスは市中にウヨウヨいるのですから感染者が出てくるのは当たり前。おまけにPCR等の検査数が増えてきた現在、これもまた感染者数の増加要因に繋がります。でも、感染したからといって全てが重症化したり死に至るのではありません。おまけに死亡者のほとんどは60歳以上。だとしたら、高齢者は感染しないように、若者は高齢者へ感染させないように注意すればいい、これが前回のグレートバリントン宣言の言い分であり、本サイトで私が再三繰り返してきた通りの話です。

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ニュースでは日々感染者がどこそこで百人超えた、全国で千人超えた等と書き立てます。でも、新型コロナウイルスが市中に存在する限り、感染者が出てくるのは避けられないのは当たり前。問題は重症者がどれくらい増えているのか、それとも減っているのか、あるいは死亡者はどうなっているのか、こちらの方が重要な情報です。

論より証拠。ごちゃごちゃ云うよりデータにモノを云わせてみましょう(データは東洋経済オンライン 新型コロナウイルス国内感染の状況から引用)。まず全国の感染者の中から重症化する人たちはどう推移しているのでしょうか。日々の重症者数というのは重症化した者がどれだけいるのか、つまり新たに重症化する者より快方し退院したり、不幸に亡くなったものが多ければ数は減っていきます。

既に記した通り、この重症者数は4月末にピークとなり、いったん減ってきたのが7月中旬から上昇に転じ、8月末に第二のピークを打っています。感染疲れから緊張感が薄れてきたこと、あるいは7月から始まったGoToトラベルなどのキャンペーンで感染が広がったのでしょう。でも、第一ピークには及ばす減少傾向。現在は良くなる者(+死亡者)と悪くなる者の数が拮抗し、増えも減りもしないような様相を呈しています。

では死亡者はどうなっているのでしょうか。こちらは累積ではなく日々の死亡者数でみていきます(理由は各自考えて下さい)。

重症者数がピークだった4月末から遅れること約10日から2週間前後後に最大を示し、それから少しづつ減少していることが窺えます。現在また感染者数が増えていますので、それに応じて重症化数も増えていくことになりますが、第二ピークを超えなければ終息している途中といってよいでしょう。感染者数が増えている割には重症者や死亡者が特段と増加しているわけではないのです。

もう1つ重要なのは年齢分布。死亡者の年齢構成をみるとほとんどが60歳以上ですから、「高齢者は感染しないように、若者は高齢者へ感染させないように注意すればいい」がベターな対策です。経済への影響、就業機会の損失などのマイナス要因を勘定に入れないと「高齢者が生き延びるために若者を働かせない社会」になるだけ。国民全部の移動や行動規制はやり過ぎだと私は考えます。

ところで、昨晩遅くにファイザーがワクチン開発でかなり前進したというニュースが流れ、米国株価もさらに高値へ。ワクチン冷凍保存及び冷凍輸送問題をクリアすれば状況は一気に改善されるかも(期待)。