日本もワクチン開発に資金投入を!(第2稿)

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現在、新型コロナウイルスに対抗するため世界中で開発中のワクチンは約100。少し前には70という話だったのでどんどん増加中。英国や米国、そして中国では既に治験が始まっていますが、いつ頃から実用化されるのか。NYのクオモ知事は「(このウイルス禍が)終息するのはワクチンが開発された後で、1年から1年半後になる」と云っていましたが、スイスではもう少し早くなりそうな気配です。(下から6行を第2稿で追加しました)

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中国、米国、英国、ドイツあるいはスイスなどでワクチン開発が進んでいます。既に治験が第二相にまで進んでいるワクチンもあり、1日も早い実用化に期待したいものです。

出典は化学工業日報 2020年4月22日

たとえば、英国オックスフォード大学は今週中に臨床治験を開始します。ワクチンはジェンナー研究所が開発したもので、今年1月から設計に着手していたとのこと。ただし、第二相(フェーズ2)の治験が終わるのは来年5月で、それから最終段階(フェーズ3)を経て承認認可ですから、まだまだ先。

ところが、スイスでは今年の10月に全国民へ予防接種することも考えている、との報道が出てきました(日本訳はこちら)。使うのはベルン大学が開発しているワクチンで、細かい手続きよりも早期実用化へのスピードを重視しているらしい。これこそ「果ての国」(非常時)の国家的対応。私が知る限り、このスイス製ワクチンが一番早そうです。

一方で、日本はワクチン開発にどれほどのお金を注ぎ込んでいるのでしょうか。世界中に感染が蔓延してきた新型コロナウイルス禍(COVID-19)。感染経路が追えない患者が増え、市中感染が日常的になってしまった現在、特効薬やワクチンがなければ今後の経済も生活も覚束ない。

でも、その話がわからない・わかっていても認めたくない人が政権中枢にたくさんいるのが現状ではないでしょうか。たとえば、布製マスクに466億円もかけるくらいなら、抗体検査やワクチン開発に回そうという考えはなかったのか、それとも政府首脳は間抜けで愚か者だらけなのか。

先の欧米各国は国家的事業よろしく公私ともども多額のお金を開発に注ぎ込んでワクチンの治験を既に開始しています。日本でもワクチン開発の話が出ていますが、いまだに開発途中。これから治験、認可、大量生産を経て実用化されるタイムスケジュールを考慮すると周回遅れどころか、比較にもなりません。理由は1つ、お金を注ぎ込まないから。

ご存じの通り、国は緊急事態宣言を出しました。でも、お役所仕事は非常事態になっていない。いつもながらの手続き踏襲ではスピード感なし。求められるのは手続きの簡素化はじめ、庶民生活のバックアップの充実や災禍解決に繋がる優先順位に沿った、もろもろの非常時対応!

今回のCOVID-19の国際的な性格上、ワクチンはミサイルにも匹敵します(説明省略)。だから国産ワクチンの開発は必須。通常時の予算を削ったり振り替えてでも巨額のお金を注ぎ込み、優秀な科学者と研究資源を動員し、和製ワクチンを作り上げて欲しいと強く強く望む次第です。

(第2稿で追加した部分)
でも、希望は希望、現実は別です。現実を考えると、ベルン大学のワクチンなど早期に実用化できそうなワクチン数種類に巨額の資金を援助して相乗りさせてもらう、実用化したら大量に分けてもらう確約をとる、というのが日本に出来る最大の対応ではないでしょうか。その上で、今後また来るであろうウイルス禍に備えて、国内で迅速にワクチンを作れるシステムを今から構築するべきです。今から構築しても、今回のCOVID-19禍には間に合いませんが、次には絶対間に合わせる、という気概で頑張ってほしい。そうでないと、ポストコロナな世界で日本は一段と存在感を無くすでしょう。