今年の京都の紅葉は少し早い

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京都の紅葉は例年だいたい11月の最後の週。でも今年は1週間は早い。もう既に見頃な場所がちらほら。こちら、先の日曜日桂離宮に出かけたついでに西京・大原野の善峯寺に足を伸ばしたら、まぁなんと見事な紅葉でした。ラッキー。

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京都の紅葉は他の地域よりも綺麗なのかどうか。すべてを比較したことがない私にはよくわかりませんし、だいいち受け止める感性もそれぞれでしょう。ただ、20歳前まで九州にいた頃より京都の紅葉は綺麗だなぁと思うことしきりですから、この季節に全国全世界から観光客を引き寄せるのもまぁ宜なるかなと思ってしまいます。

その紅葉、京都には見所がいっぱいです。歩けないほど観光客が殺到する東福寺は一度行けばご勘弁ですが、南禅寺や真如堂、永観寺、法然院などがある東山は何度出かけても楽しめます。難点は白川通に観光バスが数珠なりに駐車してしまうこと。この時期の風物詩といえばそうなのですが、周辺で生活している人にはちょっと辛いでしょうね、きっと(苦笑)。

桂離宮のお庭は天橋立のオマージュなどがいっぱいで宮家のテーマパーク状態か

こちら、先の日曜日やっと抽選で当たり、いそいそと桂離宮へ。初めての訪問でしたが、お庭も建築物も細かい処まですべて素晴らしい。見栄えにお金をかけるサムライ系の金閣寺等と違い、宮家の庭はお金のかけ方に余裕というか深みがたくさん。噂通り、いやそれ以上でした。

その後、せっかく西に来たんだから他の名所はないかと探し、見つけたのが善峯寺。住所は大原野ですから筍で有名な場所辺りといえばわかるヒトにはわかるかもしれません。ここも京都は京都なんですが、向日市方面から西方向へ山を登っていきます。途中が狭いので車で行くと難儀しますが、阪急バスもお寺まで走っていますので辿り着けないことはありません。

善峯寺の境内には紅葉がいっぱい。正面のは黄色から赤への変化の途中でしょうか。こんなのあまり見たことありません。

ちょうど先週末からここの紅葉は見頃とネットで知りましたが、ホンマにそうでした。山道を上り下りしながら小一時間の探索は紅葉三昧。宝物殿も素晴らしい。というのも、このお寺は桂昌院(綱吉の母)所縁の場所で、収められた品々には素敵なモノがたくさん。山を登ってきてこんな場所に何があるの〜って訝っていた自分が恥ずかしくなるくらいでした(苦笑)。

京都の紅葉を見てきて早40年。でも善峯寺は初めて。京都はやはり奥深い。洛中から離れた場所にあり、行くのにちょっと難儀するのでまだ訪れる外国人もほとんどおらず、穴場の1つでしょうか。もしご存じないなら是非どうぞ。

さて、既に見所ちらほらな京都の紅葉ですが、これからの狙い目としては大原などの北方面。詳しい情報は「そうだ京都、行こう」サイトがわかりやすい。気になる方は是非ご一覧。京都へ行かずとも紅葉の写真を楽しめますよ。