FreeStyleリブレ2週間でいったん終了

.Lowcarboあるいは糖質制限 .opinion FreeStyleリブレ SMBG

昨日の続き。FreeStyleリブレで1クール2週間の終了。今回のFreeStyleリブレ導入は自身の血糖値アップダウンの様子をチェックするためですから、いったん停止してデータ解析に勤しむことにしました。まずは脱着後の様子から。

・・・

2週間のデータ取得が終了したため、上腕に取り付けたアプリケーターという名前のセンサー装置を外します。これがしっかり接着しているのでなかなか外れません。そのままベリってやると痛そうなので、周りのテープを少しずつ取りながらゆっくりと脱着。

外した後の上腕の様子が上の写真。3つの穴ができているように見えますが、実際は上の1つだけ。取り外したアプリケーターをみると真ん中に針が1本。これで間質液のデータを採っているのですが、針の柔軟性が高く装着時の痛みはありませんでした(痛点に刺されば痛いかもしれません)。

コイン状の装置の真ん中にはセンサー用の針があります。

針はグニャと曲がります。

このアプリケーター、中に電池が入っているのでそのままでは廃棄できません。でも、中の電池さえ取り外せば一般廃棄物として扱えるんではないかと考え、分解して電池を取り出しました。それにしてもこのコイン状の装置はハイテクぎっしりですね〜。

実際のセンサー部分は針付近に集中させ、そこから電気信号を取りだしているみたい。本体には電源と記憶用メモリ、それに無線伝送システムを組み込んでいますが、これだけコンパクトにまとめているのは凄いというべきところでしょう。

さてさて、私はインスリン投与や薬剤使用をしておらず取り立てて緊急モニタリングの必要性はありません。いったん連続的な測定は停止して得られたデータをじっくり眺めていくことにします(スポットなSMBGは続行)。

繰り返しになりますが念のために書いておくと私は2型糖尿病もどき。微妙な数値域をウロウロしていますが、食後血糖値が異様に上昇することに危機感を感じ、糖質制限を始めました。食事の糖質を少なめにしておけば血糖値の上昇が抑えられるからです(長い注記)。

2012年11月から糖質制限の食事を続けてきました私ですが、日常的なSMBG(自己血糖測定)によるスポット的な測定ではどうしてもわからないことが多々。FreeStyleリブレで血糖値のプロフィールをより詳しく把握することができれば、。それらの疑問が一つでも明らかになるのではないかと期待しています(続く)。

 *  *  *

(長い注記というか私見)
糖尿病の専門医はインスリンや薬剤を使って高血糖を抑え、HbA1cを改善させ、将来の合併症を防ぐのを目指します。患者の様態に応じてカクテルのように薬剤の調合をするのが腕の見せ所だと喧伝する医者もいるくらいですから、インスリンや薬剤使用は前提条件です。そのとき医者は低血糖を問題にしますが、一方で食事中の炭水化物は60%前後のままなので患者さんの血糖値は大きくアップダウンします。はたしてそれが妥当なのか。それで問題がないのでしょうか。

実のところ合併症を引き起こす血管の損傷は高血糖の結果なのか、それとも血糖値の大幅なアップダウンの結果なのか未だにはっきりしていません。もし後者であれば日本の糖尿病治療は取り返しのつかないことを患者さんに強いているのではないでしょうか。

この厄介な問題を指摘してきたのは糖質制限を薦める医者だけでありません。たとえば先に紹介した眼科医の深作秀春さんは「糖尿病専門医に任せていたら失明が増える」ことから、「皮肉なことに内科の治療によって、糖尿病性網膜症は悪化させられている可能性が高い」と喝破していることにも注意を払うべきでしょう。