本の最後、謝辞で「執筆内容の専門的なチェックと貴重な助言をして下さったＸ氏」に触れていますが、このＸ氏が誰であるか、そんなことが気になる人がいるらしいのです。というのも、有田が書いた水道話をチェックできる専門的知識がある人間というのは限られているし、ましてや名前を隠さなければならない人とはいったい誰か、ということみたい。

確かに実在の人物で水道技術には造詣の深い方です。ときどき意見交換をさせていただいています。しかし、名前は明かせません。その方の希望だから。

情報公開を声高に謳っておきながら、本人（有田）は秘密主義か等と、ある方に半ば冗談を云われたことがありますが、私は税金で仕事をしているわけでもなく、プライバシーに関する内容をペラペラしゃべるのも軽率なこと、また個人の信義則の方を大事にしたい。Ｘ氏の名前をお知りになりたい方、ご勘弁下さい。しかし、知ったからといって、いったい何の得になるんでしょうか？