ポケットガイガーとは、非営利プロジェクト「radiation-watch.org」が開発した放射線量のサーベイメーター（空間線量計）で、iPhone/iPod touch等をモニターとして使います。ガイガーといっても、ガイガーミューラー管を使うのではなく、シリコン半導体を使います。これは面白い。既にご存じの方も多いかもしれませんが、遅ればせながらの紹介です。

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開発元サイトを覗くと、「私たちのミッション」として、

子供やお母さん、お年寄りまで、あらゆる人は自分の暮らしている場所の放射線量を正しく知る権利があります。天気予報を聞いたり、温度計を見るのと同じくらい、放射線の情報を身近なものにすること。これが私たちの目標

と書かれています。この志が素晴らしい。

線量計にはいろいろなものがありますが、値段は数万円〜数十万円もします。このポケットガイガーはiPhone等スマートフォンを既に持っている人なら4000円弱で線量計が手に入るわけですから、「温度計を見るのと同じくらい、放射線の情報を身近なものにすること」というミッションは謳い文句通りです。

本ちゃんのガイガーミューラー管じゃないとダメだとか、シンチレータ方式でないと信用できない等という頑固者は別として、測定なんてだいたい測れればいいんだという大雑把派には力強い味方になるはずです。

マニュアル類も揃っており、サポート体制もしっかりしているような感じ。かくいう私も今朝「石井英男のデジタル探検隊」を読んで知った次第です。

ということで、私も早速注文。これで空間線量計は３台目。拙宅にはT&Dの温度計ロガーが10台以上（室内環境の測定用）、輻射式温度計、非接触型温度計、湿度計、照度計、あるいは電磁場測定器ほかいろいろで、この手の測りモンにはちょっと弱い（笑）。