家のころも替え

.EcoStyle

琵琶湖のまわりも梅雨入り。その合間の晴れ日を選んで、今年も家のころも替え、その1をしました。…




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畳がある家なら夏は畳の影干しですが、拙宅には畳が1枚もありません。畳の代わりというわけではありませんが、1F居間には敷物をしており、冬はウールの絨毯、夏は籐の敷物と替えることにしています。1枚目は絨毯を巻いていざ替えようというところ。2枚目は籐の敷物を置き終えたところです。足触りが変わり、涼しげな感じになりました。

次は、床下換気口のフタをはずしました。

家を建てた当初、床下換気口にフタはありませんでした。拙宅は基礎パッキンで布基礎部分にわずかな開口があって風の通りを確保していますが、設計時にあれこれ考え、これだけでは風量が足りないだろうと判断し、換気口もつけていました。5年過ごしてみて、床下温度や湿度を測定した結果、基礎パッキンだけではたしかに風量が足りないようです。

ところが、冬は話が逆。床下換気口があると、風の通りが良いので、床下温度が下がり過ぎてしまうのです。床下温度をモニターしていると、冬季に10度C以下に下がることがわかりました。そして、断熱材をつけている床面温度がそれに応じて低下するんです。まぁ、床板の下部に断熱材をはめ込んでも、完全に冷気を止められるわけではありませんから、当たり前といえば当たり前で、できるなら床下全体の温度を下げないようにするのがベターです。冬季だけをみれば、基礎断熱は賢いなと思いますね、ホンマ。

さてさて、拙宅ではどうしたらいいのか。そこで、大工さんに換気口用の木のフタを作ってもらいました。その板で塞いでみると、風の通りが遮られるのか、若干ですが床下温度の低下が押さえられるようです。こりゃ、いけるなということで、例年冬季にはフタをしているわけです。上の左側がそれ。右側は閉塞板をはずしたところです。

ところが、この閉塞板を夏につけているとどうなるか。基礎パッキンだけの通風量で風通しは大丈夫なのか。また実験です。昨年、夏季にもフタをつけてままにしてみました。結果は良くありません。
今度は風の通りが悪くなるのか、床下温度が上がったままになり、床下湿度も高止まりのままという日があることがわかりました。基礎パッキンだけの風通しでは風量が足りないのでしょうか。それで今年は夏季にはきちんとフタをはずして対処しようというわけです。ここらももう少しきちんとデータを集めて検討すべき点かもしれません。

さて、この次は南側の窓の外にスダレを用意することになります。これは梅雨が一段落してからのこと。あれやこれやで、エアコンなしの家での夏の準備がぼちぼち始まりました。