ワインセラーが壊れた

.EcoStyle goods

朝夕少し涼しくなってきたものの残暑は継続中。雨がほとんど降らないので庭木への水遣りが面倒な毎日です。そんな折、拙宅のワインセラーが冷えなくなったことを発見。いろいろ試してみましたが、復帰する見込みがなさそうなので、新しいのを購入することにしました。調べてみると20、30年前とはワインセラー事情も様変わり。セラーにもトレンドってあるみたい。

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電気はソーラー&蓄電池、水は雨水利用&風呂の残り湯利用、生ごみはミミズコンポスト、と小エネな我が家ですが、一番の例外がワインセラー。でもワインはその欠点を補って余り有るほど私には大切です。

8月20日前後だったか、そのワインセラーの庫内温度が28℃となっていることを発見(なんじゃこれは!)。先日までは問題なかったのですが、今年の連日の暑さで壊れてしまったのか。電源をオンオフしたり、周りをファンしたりしましたが、改善の気配なし。近くに置いていた冷凍庫の庫外の暖気で周辺温度が上がってしまい、セラーが過剰作動して壊れてしまったのかもしれません。

問題のセラーを購入したのは2007年秋なのでほぼ16年。ドメティック(昔エレクトラックス)のペルチェ+アンモニア冷媒式のもの。ワインセラー(冷蔵庫)の寿命はせいぜい10年程度と考えるとよく保ったほうでしょうか。

暢気に放置すると中身のワインがダイナシになるので、とりあえず大事なものは、長年使用していなかった小型セラー(Max12本)に移し、残りはエアコンで低めに冷やした空き部屋へ移動させました。そして新しいセラーを購入することに決定。

調べてみると、ワインセラーをとりまく状況は大きく変化。20年前くらいはペルチェ素子を使ったセラーが大人気でした。というのも、素子冷却なので震動がなくワインに優しい、静かで冷却温度の変動も少ない等々、ワイン関係者はこぞって推奨していました。でも現在は欠点の方が目立つようになり、その人気は全く薄れてしまっています。


ペルチェ式の欠点とは、まず電力消費量が大きいこと、次に冷却限界があることです。特に厄介なのは後者で、周囲の温度から15℃程度しか下げられないという技術的な問題があるとのこと(これは知らなかった)。30℃超えの気温が日常化した昨今の暑さでは能力不足になってしまいます。

冷房の効いた室内に設置したらオッケイなのかもしれませんが、拙宅のように冷房の無い場所に設置していたら充分に冷えてくれません(哀)。おまけに近くに冷凍庫を置いていたので周辺温度が高めとなり、今年のような暑さに耐えきれなかったのかもしれません。あるいは、購入して16年なので寿命なのかもしれません。

ということで、ペルチェ人気は衰え、現在はファン式が主流みたい。こちらも間冷・ファン強制循環式のものを選定。値段も下がり、近年の冷蔵技術の発展で消費電力が減り、心配だった騒音も随分改善されたとの話もマル。ヨドバシにフォルスター社の在庫があったので注文し、中1日で到着。とりあえずこれで一軒落着。

新しいセラーの温度変化と湿度変化は問題なし

家を建てて24年。時間変化とともに身の回りの機器をいろいろリプレース。湯沸かし器は2台とも交換、混合水栓も1つ交換、冷蔵庫やトースターも交換、トイレ用ポンプも交換、換気扇は殆ど交換、2011年以前から採用していたLED電球も4つ5つは交換。ファンヒーターは1台故障(放棄)。そして今回のワインセラー。

定期的に入れ替え交換するのがいいのでしょうが、こちら壊れるまで使い倒してしまいがち。モノやヒト関係も永く続いてほしいと思う今日この頃です。