夏来たり 

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寝汗をかくような毎日がやってきました。お変わりございませんか。関西は20日に梅雨明け。こちら早めの夏休みということで先月下旬に北海道へ。十勝のガーデンを回り、帯広の「北の屋台」で舌鼓、富良野ではワイナリーに泊まり、支笏湖畔では温泉でゆっくり。今回の北海道も記憶に残る楽しさになりました。

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最近は異様に雨が降ります。以前は問題なかった地域でも浸水被害や土砂崩れが起きるのは、気圧の配置が海洋大陸間で変化していることも原因らしい。それにしても時間50mm以上の降雨は凄まじい。40〜50年前の降雨予測に基づくインフラ整備では被害は避けられません。

堤防を高くするとか避難場所を確保するなどの従来型の対策に執心するだけの、時代遅れの行政や学者に対応を求めても安全は担保されません。自分や家族の生命や財産を守るにはどうしたらいいのか、個々人で考えなければならない時代になってきたようです。

幸いこちらは(今のところ)大雨に遭遇せず、6月は北海道へ。

前回の北海道は2019年夏で、あれから4年経過。今回は十勝のガーデン街道をコンプリートし、富良野に立ち寄り、帰りに支笏湖温泉で一泊という旅程でした。

北海道のガーデン街道に登録されているのは8ヶ所。このうち前回 大雪 森のガーデン を訪れているので、今回は六花の森、十勝ヒルズ、十勝千年の森、紫竹ガーデン、真鍋庭園(以上、十勝)と風のガーデン(富良野)の6つを目指しました。

詳しい話は省きますが、どれもそれぞれに特色ありで面白い。自由気ままなお花畑、彫刻や絵画と組み合わせたお庭、造園業のモデル庭園、家族連れの娯楽場所的なお庭・・・。個人的には哲学的な雰囲気を感じる六花の森が好みで、六花亭の包装紙にまつわる話にも興味深いものがありました。

十勝での食事は帯広駅北側の通称「北の屋台」へ。ここが予想以上の大ヒット。ジャンルいろいろ、お値段リーズナブルで楽しめました。何しろ、居心地良く美味しいものが食べられるのが素晴らしい。

面白いのは、これからお店をしようと考えている人たちが自分の考える店がお客に受けるのかどうか、値段はどれくらいが妥当か等をチェックできる機会を得られること。このアイデアを考えた人は素晴らしい。

ここの屋台村が始まってすでに20年。人気が出て固定店舗へ独立したお店や、ミシュランの星まで獲得したお店もあり、北の屋台の店々は実際なかなかの人気です。帯広滞在の三日間で、広尾町の昆布屋の息子さんがやっている居酒屋、屋台フレンチ、そして創作餃子のお店の3つを訪れました。

次の富良野ではドメーヌ・レゾンのワイナリーホテル「一花」に宿泊。前回ヤギと遊んだ所です。その農場ワイナリーの見学と試飲がフリー、ワインに合わせたビストロ風料理の夕食とくれば申し分なし(笑)。堪能しました。近くに行く機会があればまた寄りたいところです。

ワイン10種類を試飲、夕食前に出来上がってしまいます。(ワイナリーホテル 一花@中富良野)

そして支笏湖温泉。ここは別稿で・・・(予定)。

さて、7月はゆっくり。そして8月は松本のOMF、9月は河口湖のピアノコンサート。昨年9月は台風で新幹線が止まりましたが、今年はどうなることやら。大雨で大変な状況になっている地域が広がっているのが気になるこの頃です。