FUJI X-E4

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身辺整理ではありませんが、先日手持ちのカメラやレンズを整理しました。フィルム時代のGR1やNIKONレンズやカメラ、そしてデジカメのα7Ⅲ、フォクトレンダーのレンズ等々。代わりにやってきたのはフジフィルムのX-E4。RICOHのGXRの置き換えにしようという魂胆です。

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フィルムカメラを使わなくなって既に10数年。何度か復帰しようと試みましたが、出来上がり確認の簡便さ、フィルム価格や現像焼き付けにかかる手間を考慮すると、印画そのものに興味がない身としては、もうフィルムカメラを使うことはないだろうと判断し、記念に残すもの以外は全てを売却することにしました。

旧いものは下取に出してもたいしてお金にはなりませんでしたが、α7Ⅲとフォクトレンダーはイイ値がつき、下取交換で選んだのがFUJIフィルムのX-E4で、その代金に充てることができたのが幸いでした。

X-E4を選んだ第一の理由は軽いカメラが欲しかったこと。Sonyのα7c + タムロンの28-200mmを現在の常用としていますが、これは1.2kg+となかなか重い。センサーサイズの違いを横に置けば、本体400g弱のX-E4にズームをつけても1kg以内に抑えることができそうな感じ。これなら少しは楽かも・・・。

第二は写りの雰囲気。フィルムシミュレーションができるのも有り難いのですが、大元の写りが良くないと意味がありません。ネットに出回る作品を観る限り、こちら好みの感じだったのがマル。どちらにしても、これはRICOHのGXR(2011)の置き換え、さらにいえばSonyのα7Ⅲ(2018)の置き換えを目論んだ選択でした。

このカメラ、ちょっと触っただけですが、面白いことに感触や見た感じがまるでLEICA Q。レンズ交換ができないから不要とばかりに数年前売却してしまったQでしたが、センサーサイズの違いを別にすればX-E4は写りも遜色なし。元Qユーザーとしては何か儲けた感じで内心びっくり。だって、値段は一桁違いますからね(笑)。素晴らしい!!

ただ、申し込んだのが5月最初だったため昨今の半導体不足でモノがありません。ネットを見ると二ヶ月3ヶ月待ちどころか、いつ入荷するのかわからないとのこと。焦らずにと考えても流石に一ヶ月を超えてくると下取交換をいったんペンディングしようかと思っていた矢先、先週に入荷メール(ソバ屋の電話か)。早速入手してパシャパシャしています。

思うに、デジカメの進歩もそろそろ天井でしょうか。ISOが超高感度になり、手振れ補正も5段6段当たり前という状況は、一昔前からすれば信じられないような仕様です。でも、いくら便利になったところで、絞りとシャッター速度で光量を割り振り、狙ったイメージを写し撮るという作業は全く同じ。何でもかんでも機械任せでは面白くないというべきか、それが良いという人が多くなってきたら、デジカメの未来には危うさも感じるところです。

(追記)バッテリーはLEICA Qと同じタイプ。ひょっとすると、あれってFUJIが関与してる?