先日北朝鮮の財産没収事件を書いた後、ある筋から、もうちょっと書いて欲しいという注文があったので少し。
ちょうど昨日読んだダイヤモンド誌新年最新号で、ケネス・ロゴフさんが日本が行った財産没収のことを書いていらっしゃいました。「ほら、みろ」ですね（苦笑）。

ロゴフさんといえば、元IMFで現在はハーバード教授の俊才。でも、チェスの名人というほうが通りがいいかも。さて、その彼曰く、

「・・・日本も過去に何度かデフォルトしている。・・・・たとえば、四六年、預貯金はいったん封鎖され、封鎖預金からの払い戻しは新円で、限度は世帯員１人について100円とされた）。」
（週刊ダイヤモンド　09/12/26・1/2号）

彼が説明しているのはWW2敗戦直後の話ですが、もろ今回の北朝鮮の話とそっくりでしょ？

さぁもう一度質問です。

なぜ、日本のメディアは今回の北朝鮮の財産没収をきちんと報道しなかったのでしょうか？

年末年始のお暇な時にでもじっくり考えてみてはどうでしょう？