赤と白

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郵便配達の車は赤だと思っていたら、最近白いのを時々見かけます。その違いは何か。私は知らなかったので配達の人に聞いてみると、昨今の郵便事情と密接に関係していることがわかりました。

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郵便事業が民営化されて早や6年。郵政省から郵政公社、そしてすったもんだの末、日本郵便、郵便局、ゆうちょ銀行、かんぽ生命に四社分割民営化されたのはご存じの通り

民営化で郵便サービスなどが大幅に改善された気がするのは私だけではないでしょう。何がサービス向上を阻んでいたのか。国や権力側は組合などの責任をあれこれ云いますが、独占的な郵政利権を権力者側の誰かが握っていたのが本質で、組合はそのオコボレでデカイ顔をしていたというのではないでしょうか。国鉄もいっしょです(余談でした)。

その郵便事業の配達に用いられている車、色は赤だとずっと思っていたら、最近は白い車もちらほら。同じ作業車なのにどこが違うのか気になったので、先日赤い車でやってきたスタッフに尋ねてみました。

朝日新聞 2018/4/13より

曰く、赤は郵便局の車両、白はリース車両だ、とのこと。新規で車両を購入するよりもリースした方が安くつくケースがあるということなのか。

考えてみると、配送地域の人口やその密度に応じて配送車両の数をこまめに設定しようとするなら、それぞれの地域で車両を固定的&潤沢に配備するのではなく、需要に応じて数を調整できる方が機動性は高くなるでしょう、きっと。

でも1つ問題あり。車両数は調整できても運転手はどうするのか。人を車といっしょに勝手に調整されては困りものなんですが、それを行っているのが現在の郵便事業。民営化されてから大幅に非正職員を増やして対応してきたのがその現れの1つなのでしょう。

そんなことを考えていると、つい先日郵便の正職員と非正職員との格差を埋めるような話が出てきました(左の表参照)。

正規非正規の確執は郵便の現場でもあると聞いていたので、幾分でも改善の方向にあるのはマル。

一番は非正職員の正職員化なんですが、それは適わぬことなのでしょうか。日頃郵便局に御世話になっている身としてはホンマにそう思います。


(追記)今年になってソフトバンクSBGは携帯小会社のソフトバンクSBKKを小会社上場させようと目論んでいるとか。名前を何かしないときわめてヤヤコシイ。また、どう考えても資金調達のための作為としか云いようがない。でも郵政とかNTTという前例があるので国もむやみに文句をいえないのかも・・・。