為替手数料が様変わり

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いやぁ~驚きました。最近の為替手数料ってめっちゃ安。ひと昔前から比べると10分の1以下じゃないですか。こっちもグローバル対応なのでしょうか。

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先週某国の証券会社からお金を少し引き上げたところ、一昨日受け入れ先の銀行から手紙が届きました。マイナンバーを教えてねという封書の他に「おトクな為替手数料」というA4の紙一枚。それを見てびっくりぽん。曰く、1米ドルあたり15銭(片道)! 

kawase1603a

私は預金額から新生ゴールドなので9銭。昔は1ドル1円の為替手数料取っていたんじゃないの? ホンマかいな~。

100ドルを日本円に替えると以前なら100円の手数料だったのが9円。そんなに違わないんじゃないと思う人は、たとえば1万ドルの為替を考えてみて下さい。10000円が900円なんだから浮いたお金で浪費しそうな位です(苦笑)。

慌ててネットで他の銀行の為替手数料もチェックしてみました。すると窓口では1円だけどネット取引なら随分安く設定されています。新生銀行は預金残高が多ければ7銭まで下がり、ダントツな安さですが、もっと安いのがジャパンネット銀行でした。ちなみに、米ドル以外もめっちゃ安になっていますね。

kawase1603b
なぜこんなに為替手数料が安くなってきたのか。勝手な推測ですが、銀行らは外貨預金への積極的な誘導を始めているのではないでしょうか。要するに手数料減らしで外貨預金への敷居を低くしているというわけ。マイナス金利な日本ではなく利率の上がっていく米国債などに銀行資金を動かしたいからではないでしょうか。

でも為替の未来はわかりません。いくらある国の預金金利が高いからといっても、それはその国の信用度の低さやインフレ対応の故でしょう。飛びついたら飛んで火に入る何とかで、仕組預金なんかとんでもはっぷん。5年10年というタイムスケールで上手に変動をかわすことができる人でない限り、そんな外貨預金はお薦めできません。