ダークチョコ その2
2015/03/03
先日ダークチョコのことを書いた後、改めて味わいをチェックしようと思い立ちました。早速、リンツとゴディバのものを入手して食べたところ、70%程度は問題なし、85%でもまぁオッケイ、でも99%のは苦すぎてダメ。10数年前に食べられなかった記憶を再び呼び起こしました。
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手に入れたのはリンツのチョコでカカオ成分が70%、85%、99%の3つ。加えて、ゴディバの72%。後者は福岡天神の岩田屋でゲット。先月21日、売り場のショーケースには板チョコが見つからなかったので店員さんに尋ねたら、「ありますよ」と保存冷蔵庫の中から出してきました。値段は税込み1000円くらいなのでリンツのほぼ倍。ちょっと高いな。
昔ドモーリの100%は苦すぎて食べられませんでしたが、70%程度なら大丈夫だった記憶があります。今回はどうか。結果からいえば、同じことの繰り返しでした(苦笑)。
カカオ成分が70%、72%、85%のチョコは砂糖を追加しているため、カカオの苦味に砂糖の甘みがかさなり、いわゆる普通のチョコの味わいを上品にしたような感じに仕上がっています。これらは問題なし。でも、99%のものは当たり前といえば当たり前なのですが、苦いカカオのストレートな味わいのみ。私たちが知っているチョコレートって感じじゃありません。
仕方がないので、残りをすべてミルクで溶かしエリスリトールを入れてホットチョコとして味わいました。上品なココアと相成りました。糖類アルコールのエリスリトールは血糖値を上げることはありませんが、高い高いココアですね(苦笑)。
追加話。ダークチョコではありませんが、チョコレートによる血糖値上昇を再確認するために、そこらのスーパーやコンビニで手に入るチョコレートでチェックしてみました。
使ったのは明治のブラックチョコ。ブラックという名前ですが中身はカカオ100%じゃありません。裏面を見ると、1枚4.65g当たり糖質2.3gなので半分程度は砂糖等の糖分です(注)。このチョコを3枚を食べると糖質は約7g。私の場合どうなったかを示したのが下の図です。
午後お昼を食べずに15時過ぎに実験開始したので、インスリンは基礎分泌のみ(食後に実験するとインスリン分泌が多いので正しい結果が得られません、念のため)。開始前に82だったものが、1時間後には115で33もアップ。2時間後には104だったものが3時間後には85まで落ちてきているので、糖質は基礎分泌で何とか対処できたみたいですが、少し遅れ気味。普通の健常人ならピークはもっと下で収まるはず。
糖尿病あるいはその予備群な人では摂食した糖分に3を乗じた数値分の血糖値が上がるとされており(標準体重などを仮定)、糖質7gなら約21mg/dlアップとなりますが、私のアップ分は33で多めです。でも、これくらいなら誤差の範囲でしょうか。
やっぱり食後血糖値の異常スパイクを防ぐには、糖質はできるだけ抑えておきたいところです。
(注)市販されているチョコレートのほとんどは油脂成分として正体不明な植物油脂を使い、カカオバターを減らしているので要注意(コスト削減)。値段の違いには理由あり、つまり、ちゃんとした本物のチョコレートはそれなりの値段になってしまうようです。