ダークチョコ

.Lowcarboあるいは糖質制限

業界総動員のチョコレート販売が終了。貰う貰わないの悲喜こもごもがあった人たちもいることでしょうが、チョコレート好きは喧噪に攪乱されてはいけません。ということで、1つ追記しておきましょう。ダークチョコレートの話です。

先日来、砂糖(糖分)を使わないチョコレートを話題にしてきました。実は、糖分を避けるためにはもう1つ別の道があります。それは、糖分を極力抑えたチョコレートを選ぶこと。ダークマターじゃないけど、こちらにもディープな世界があります。

・・・

普通のチョコの約半分は糖分、そう先日書きました。でも、普通のチョコじゃないのもあるんです。1つは既にお伝えした砂糖(糖分)を使わないもの。そして、もう1つはダークチョコレート。

後者はほとんど砂糖を使いません。それゆえ色合いが黒っぽくなるからか、ダークチョコレートとかブラックチョコレートといわれています。要するに、ほとんどがカカオ成分のチョコレートです。

godiva1502ダークチョコとして販売されているものはカカオの比率が高くなっています。当然のことながら、カカオの比率が高くなれば、それだけ糖分は少なくなりますから、糖分(炭水化物)をできるだけ減らしたいものにとっては有り難い。85%カカオなら50g食べても糖質は7.5g以下ですもんね。

問題は味わいです。砂糖の甘い味をチョコレートの味だと勘違いしていると甘くないチョコは全く美味しく感じません。10数年前の私がそうでした。イタリアのドゥモーリの100%カカオチョコを食べると甘さが全くないので、チョコというよりカカオ食材。当たり前といえば当たり前ですが、これに閉口したのです。

でも、考えてみれば、カカオを少なくしたり別の甘味料で味を誤魔化しているのが現代のチョコレート。100%カカオはちょっとね〜という向きでも、カカオが70%とか85%、90%なら何とかいけます(苦笑)。むしろ、その方がカカオ本来の味わいを楽しめるのではないでしょうか(慣れや個人差あり)。

有名どころでいえば、英国のリンツが有名ですが、ゴディバ等の老舗でも当然のように取り扱っていますし、先のDOMORIも扱っています。スーパーやコンビニでは手に入らないかもしれませんが、デパートや通販で買えますのでご興味の方は是非どうぞ。


lindt1502

理想からいえば、糖分にはエリスリトールのような血糖値を上げない甘みを使って、市販メーカーがダークチョコを作ってくれるとこの上なし。そんな日がいずれ来るのかな。

蛇足ながら私、ゴディバを話題にする時にはいつも思い出す話あり。庶民を苦しめる増税への反対のため裸で馬に跨がったお后さんのお話です。