ごくごく近所の人から「あんた、名簿に住所載せたんやなぁ？」と問いかけられました。いったい何のことだかさっぱり。
「以前は載せてなかったのに最近はOKなんかいな〜」等々とやりとりしているうちに、大学の卒業生名簿のことだとわかりました。同窓会とは無接触なので住所も何もないのですが、誰かが勝手にこちらの住所を載せたみたい。

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まず驚いたのは、そのごくごく近所の人が私が卒業した大学の大先輩だったこと。聞けば、戦後一貫して阪急、京福、京阪などなどいろんな私鉄の建設に関わってこられたらしい。全く知りませんでした。家の近くに某鉄道会社の偉いさんが住んでいると噂されていましたが、その人のことだったようです。

それにしても向こうは私の経歴を知っているのに、こちらは全く知らなかったのは迂闊でした。そーいえば、10年前の選挙の時にこちらの経歴が新聞テレビで報じられたので、大学の後輩だというのがわかったのかもしれません。

ただ、こちらは同窓会という類にはとんと縁がありません。卒業生は自動的に同窓会会員だから会費を払えという話には納得できないため、高校も大学も同窓会には近寄らないようにしているから。当然名簿も持っていませんし、そこに何が書かれているのかも知りません。

次の日、そのごくごく近所の大先輩が「貸したるわ」といって持って来られたので見てみると、いろいろ面白いことに気付きました。

私の住所は2005年版にはないのに昨年2013年版には登場しています。誰か私の住所を知っている人がゴシンセツに載せたのでしょう（余計なお世話です）。

住所表記が登場した私とは逆に住所を消した人たちも。東京電力に勤務している者たちがそれ。全員かと思ってチェックしてみると一部の幹部だけが記載なし。3.11絡みの名簿対策なのかもしれませんが、細かいことやってますなぁ。

また、衆議院議員欄に太田昭宏さんの名前。国交省大臣で元公明党代表ですが、彼は京大土木だったんですね〜。知りませんでした。

＊　＊

私が大学を出て既に35年以上。ふだんは見る機会もなかった大学卒業生名簿。同級生らの欄を見ると、フェロー、所長、次長、部長、課長、教授等々いろいろな肩書きが付いています。一方で高校教師なんてのもあったりで、ひとそれぞれ。肩書きが空欄なのは自称相場師の私や元ヘッジファンドの某君などで、いとおかし。みんなハッピイかどうかは知りませんが、納得のいく人生を送っているといいんですが、さてさて。